2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

31, 03. 2011 弥生末日 

前日より幾分気温は下がったが、昨日も晴れて暖かかった。内庭の敷石が少し現れて来た。2月末にも見えていたから、同じ状況に戻るのに一月を要したことになる。アトリエ前の植込みの雪が半ば融けて、艶のある丸い葉のワサビが現れて来た。吹き溜りが出来る…

30, 03. 2011 進む雪解け

2月末は春を想わせる陽気だったが、3月に入り大雪、寒気と春が遠のいていた。昨日は良く晴れて、気温も10度を超えた。被災地に日常を取り戻す動きが、僅かながら出始めた。イスラエルの医療チームが、しっかりした設備と共に到着した。被災地の医師は皆過…

29, 03. 2011 春めく 

日中の気温が上がり、昨日は漸く春を想わせる天候となった。明るい陽光とは裏腹に、原発事故は次々と危険な兆候が広がる。地震と津波に因る被害だけでも気の遠くなる様な大惨事なのに、日本では未曾有の災害が進行しつつある。せめて米国のスリーマイル島の…

28, 03. 2011 陽射し明るく

此の所、晴れ間の多い日が続いている。昨日も良く晴れたが、陽射しの明るさ程には気温が上がらなかった。被災地でも、夜分には氷点下になっている所がある。何とか生命を維持する段階から、暮す段階へ移行し始める時期となって、暮す場所の難しい選択を迫ら…

27, 03. 2011 空は晴れても

予報に反して晴れ上がった昨日は、風が強く、雲の流れが速かった。原発事故は、作業員の被爆、海水汚染と、収拾のつかぬ方向に流れて行く。作業員が地下で作業を開始する1時間前に、汚染した水の存在が明らかになっていたのに、作業員には伝えられていなか…

26, 03. 2011 マンサク

朝方の晴れ間は、やがて雲が出始めて高曇りとなり、昨日は正午前から雪が降り始めた。只でさえ鬱陶しい天候なのに、朝刊の記事を読んで暗澹とした気分が続いた。津波の研究が進み、869年の貞観津波、1500年にも内陸3kmに達する巨大な津波があったことが判り…

25, 03. 2011 西の沢へ 

朝方の晴れ間は持続して、昨日は総じて良い天候となった。風も幾分治まって、最高気温2度にしては、暖かく感じられた。昨日の夕刊に、避難所を一晩体験した記者の記事が載っていた。夜が更けるにつれて気温が下がり、悪寒がしたと記されていた。カイロの差…

24, 03. 2011 寒気居座る

寒気が居座り、気温が低い日が続いている。昨日も晴れ間は出るが、時折雪が舞った。外部電力が繋がり、進展を見せるかに思われた福島原発ではまた黒煙が上がり、先が不透明になった。江戸川縁にある金町浄水場の放射能汚染が確認され、乳児への水道水の使用…

23, 03. 2011 風冷たく

お彼岸も過ぎたのに、一向に暖かくならない。昨日は晴れ間が多かったが、陽射しとは裏腹に、冷たい風が吹いた。被災地に救援物資が届き始め、夜具などが改善されているのにほっとする。10日を越える集団生活は、心身共に疲労が蓄積するだろうと思われる。夕…

22, 03. 2011 空蒼く

前日とは逆に、昨日は朝方の重い雲が高くなり薄日が射して、正午過ぎには晴れ間が広がった。強い風が雲を追いやった感じだった。土浦在住のMIXY友Sさんが、コメントに原発に勤務して癌で亡くなった平井憲夫という方が書かれた本を読んで、暗澹とした気分にな…

21, 03. 2011 落ちたヤドリギ

朝方は雲なく晴れていた昨日は、薄雲がかかり、やがてねっとりとした曇り空となった。原発は放水作業が続いているが、際立った進展はない。災害から9日が過ぎて、救い出された2人の方々が出たニュースが流れた。高齢の婦人と少年。あの呆然とする様な瓦礫…

20, 03. 2011 暗い週末 

昨日午前中は、今にも雨が降り出しそうな薄暗さだったが、雨は降らず終いだった。南風が吹いて、気温は高くなった。福島原発の二次災害で、避難者の数が増大している。福島産の牛乳のみならず、隣接する茨城産の野菜迄、規定を越える放射能が検出され、公表…

19, 03. 2011 梢色付く

朝方は雲が多かったが、昨日は時間を追う毎に良く晴れた。大災害から1週間が経った被災地も、柔かな陽射しが見られてほっとした。厳しい環境の中で、労り合い、助け合って避難生活を送る方々の姿が、清々しく美しい。漸く交通網が一部回復して、支援物資も…

18, 03. 2011 居座る寒気

寒気が中々去らず、昨日も午前中は雪に見舞われた。被災地も夜分は氷点下になっている。夜具も燃料も不十分なのだから、せめて暖かな陽光が欲しい。福島原発の消火作業が報じられていた。経済効率を優先し、豆腐の上に建てる様なものとの反対を押し切った人…

17, 03. 2011 春の兆し

雪の予報が出ていた昨日は、朝から青空が広がった。被災地は予報通り雪が降っていた。週末は春分の日なのに、夜分に氷点下の気温だったらしい。温かな食事や入浴の機会もないことだろうから、せめて天候が回復して気温が上がって欲しいもの。福島の原発が、…

16, 03. 2011 牡丹雪舞う

寒気の到来で、昨日は時折雪が舞った。被災地にも雪の予報が出ていて、充分な暖房設備もなかろうにと、胸が痛む。女川に、1,000体もの遺体が流れ着いたと報じられていた。気仙沼から牡鹿半島先端の現在は牡鹿町となった捕鯨で栄えた鮎川に向う途中に、女川を…

15, 03. 2011 風強く

雨の予報が出ていた昨日は、雨は降らなかったものの、強い風が吹き荒れた。日を追うに従って、災害の酷さが明らかになる。もう40年近く前に、両親と弟の4人で、6月半ばに車で2週間程東北を廻ったことがある。父が盛岡の近くの石鳥谷、母が釜石の出身だっ…

14, 03. 2011 哀しい程蒼く

朝方少し雲が浮いていたが間もなく消え、昨日は雲一つなく晴れ渡った。風も弱く、気温も高くなった。窓越しの陽射しが強く、ストーヴのボリュームを下げた。空の青がどんどん強まる。全てを吸い込みそうな、深く透明感のある青だった。雑事の合間に手仕事を…

13, 03. 2011 余震続く 

一夜明けても余震はなお続き、津波警報が出ていた。上空からの撮影では、集落が殆ど流され、夥しい残骸に混じって、船が横倒しになっている有様が映し出されていた。母が釜石の出身だったので、津波の話は何度も聴いていたが、手の施しようのない無惨な有様…

12, 03. 2011 大地震

昨日朝方は雲が多かったが、時間を追う毎に晴れ間が広がった。午前中は、義妹のバッグの仕立てをした。革が厚いので、足踏みミシンなのに一気にミシンはかけられず、ステッチは手でハンドルを回して1針ずづかけるので、途方もなく時間がかかる。午後、'09年…

11, 03. 2011 工房へ 

朝方止んでいた雪がまた降り出し、前日は早々に雪が止んだのに、昨日は積りそうな牡丹雪が舞った。姪を駅まで送る義妹の車に便乗して出かけた。電車は、僅かに遅れが出ていた。白石駅が近付く頃、青空が見え始めた。丁度大谷地辺りが境目で、札幌方面は晴れ…

10, 03. 2011 雲を眺めに

前夜からの雪は7時過ぎには降り止んで、昨日は晴れ間が広がった。風もないのに、雲の流れが速かった。俯いてて仕事をしていると、日が照ったり翳ったりして、雲の流れが判る。根の要る仕事をしていると、広い空間が見たくなる。仕事の区切りの良いところで…

09, 03. 2011 目紛しく 

雪の予報が出ていた昨日は、思いがけぬ晴れ間が出た。持ち手の見通しが立って、中袋は既に縫い上げてあったので、表の縫いを始めた。縫い代を裏に返さぬ外縫いは、ミシン目が全て出るので、気を抜けない。革が厚いので待針が利かず、5mmの両面テープで予め押…

08, 03. 2011 ヤドリギの花

弱い青の空に雲が広がって、昨日もすっきりせぬ天候となった。持ち手の処理に行き詰り、中断していた義妹のバッグに取り掛かる。長いベルトを取ることが出来ずに、白い革でベルトを用意していたが、デザイン上、グリーンの持ち手が好ましい。残っているグリ…

07, 03. 2011 雪緩む 

朝方見えていた青空が雲に隠れ、昨日午前中は、降らぬだけマシという薄暗い天候となった。気温が上がっているのか日照がないのに、至る所から水滴が落ちていた。梅に冠っていた雪も、殆ど落ちた。雛人形をしまい、雑事を済ませて、過日求めて来た本を読み終…

06, 03. 2011 大雪の後で 

朝方のどんよりした雲が切れ、昨日は午前中は良く晴れた。朝玄関前には、うんざりする程、ブルトーザーが押し広げた重い雪の塊があった。軽いプラスティックの雪掻きでは埒があかない。金属製のスコップで、漸く片付けた。教室を終えて掃除を済ませる。アト…

05, 03. 2011 吹雪が去って

昨朝止んでいたかに見えた雪は間もなく降り始め、吹雪となった。白い魔の到来。強い風が降り積った雪を舞い上げ、庭の彼方此方に吹き溜りが出来た。2月に順調に融けていた雪が、1月の水準に逆戻りしてしまった。吹雪も厭わず、梅に刺した林檎にヒヨドリが…

04, 03. 2011 大雪の桃の節句

桃の節句の昨日は、雪に見舞われた。時折小止みとなるが、一転吹雪模様となる変わり易い天候となった。窓ガラスにべったりと雪が貼り付く。薄暗いことこの上ない。仕事をする気分になれず、本を読んで過ごした。2時少し前に、散歩に出かけた。少し離れた位…

03, 03. 2011 雛の宵

月が変わって、不安定な天候が続いている。昨日も朝方は晴れていたが、間もなく牡丹雪が舞い始めた。少し小止みになった頃、寒くはないのか、アタローの新たな“宿敵”の大きな猫が家の中を覗いていた。ゴンノシンという名の以前の宿敵は生を終え、この2年程…

02, 03. 2011 色付く梢

アカミヤドリギのみが寄生している樹には、未だ雪が深くて近付けなかった。ヤドリギとアカミヤドリギが混生しているズミの樹を見上げたが、蕾の差異はない様に思われた。何れも黄色の極小の花を付けるらしい。 図書館前の道に戻り、図書館の敷地に入った。ポ…