09, 03. 2011 目紛しく 


雪の予報が出ていた昨日は、思いがけぬ晴れ間が出た。持ち手の見通しが立って、中袋は既に縫い上げてあったので、表の縫いを始めた。縫い代を裏に返さぬ外縫いは、ミシン目が全て出るので、気を抜けない。革が厚いので待針が利かず、5mmの両面テープで予め押さえて、ミシンをかけた。人口光線より、太陽光の方が仕事がし易い。

午前中は良く晴れていたが、午後に入って雲が広がり始めた。一区切り付いた所で、雪が降る前にと散歩に出かけた。ずっと雪の予報が続いているので、その芽に国道の南を廻って来ることにした。前日より更に気温が下がり、足型が凍り付いた上に、僅かに雪が冠って、歩き難い。午前中の青空が嘘の様に掻き消え、僅かに陽が漏れていた。跨線橋手前の鉄道林の雪がぐんと減って、僅かながら根開けが現れていた。




国道を越えて、酪農学園大学の正門から南へ向った。高く積まれた雪の山の向こうに、西の並木の白樺がが見える。団地内に比べて、広大な敷地に点在するヤドリギは陽当たりが良いので、開花が進んでいるだろうと良そうしていたが、吹き抜ける風が災いしてか、未だ蕾の状態のものが多かった。






南西の空が僅かに明るくなって来た。敷地の西の端まで進み、道立図書館前の道を南に進んでみた。青空が広がり始め、トビが舞っていた。かなり勾配のある道を上り、沢に沿って西へ向う。札幌学院大学の校舎が見えて来た。此処も、沢を取り込んだ広い敷地の大学で。夏には整備された沢を通って、かなり西まで進むことが出来る。雪に覆われた沢を見ながら北へ向い、国道へ出た。







西から雲が湧き上がって来た。雲に追いかけられる様に東へ進む。家へ着く頃には、空はまた雪雲で覆われていた。



昨夜半から雪が降り始め、今朝も未だ降り続いている。今日は真冬日に逆戻り。シャクナゲの葉が、筒状に細く巻いている。