06, 03. 2011 大雪の後で 


朝方のどんよりした雲が切れ、昨日は午前中は良く晴れた。朝玄関前には、うんざりする程、ブルトーザーが押し広げた重い雪の塊があった。軽いプラスティックの雪掻きでは埒があかない。金属製のスコップで、漸く片付けた。

教室を終えて掃除を済ませる。アトリエに前日買求めたストックの甘い香りが漂う。青を基調としたモデルを用意したが、春の感じを表現出来るだろうか。



前日も前々日も、雪で余り歩けなかったので、南を大回りして、最後に北東のスーパーで食材を求めて来ることにした。シラカバ公園から公園伝いに南端の道へ出るコースを選んだ。公園の遊歩道は、忌々しい程両側の雪の壁が高くなっていた。東町公園でキタコブシを見上げる。花芽が随分長くなって来ていた。




一層巨大となった南の公園の雪の山を見上げて、南へ向う。大きなモミジと思われる樹に、シジュウカラの姿があった。更に南のコブシには、ヤマガラの姿を見付けた。







西から雲が広がって来た。鉄道林に沿って、東へ向う。大量の雪が運び込まれた沢でも、シジュウカラの姿を見かけた。団地の東端の道を北へ曲がる。悪天候の後だった為か、小鳥の姿が多かった。




一番通りを越えて、煉瓦工場の東を北へ向った。冬の初めに小枝が折れたが、ハンノキは無事だった。見慣れた樹々が損傷を受けるのは哀しい。二番通りから東の沢に入ろうとしたが、雪で通れなくなっていた。仕方なく、二番通りを西へ戻った。頭上を鳥の群が通り過ぎ、街路樹に止まった。ヒヨドリの群だった。見上げると、1羽小振の丸い体型の鳥が混じっていた。キレンジャクだった。同種の群から外れ、ヒヨドリと行動を共にしているらしい。凍って黒くなり始めたナナカマドの実を啄み、また群を作って南へ飛び去った。






今朝は雲なく良く晴れている。ぐんと嵩を増した庭の雪が融けるのは、何時のことになるのだろうか。