30, 03. 2011 進む雪解け


2月末は春を想わせる陽気だったが、3月に入り大雪、寒気と春が遠のいていた。昨日は良く晴れて、気温も10度を超えた。被災地に日常を取り戻す動きが、僅かながら出始めた。イスラエルの医療チームが、しっかりした設備と共に到着した。被災地の医師は皆過労気味で、設備を失った所もあり、心強い。



2時少し前に散歩に出かけた。とても暖かい。前日から、裏に毛皮が付いたコートを革のジャケットに着替え、バッグも春らしい色のものに取り替えた。風も強くないので、ずっと西から四番通りを戻って来ることにした。シラカバ公園を北へ抜ける。三番通りに近い所で、ひょろひょろと伸びたコブシを見付けた。此処の公園の樹々は、殆どが植え込まれたものではなく、原始林の延長の様な状態。この細いコブシも、枝を殆ど張らずに、陽を受ける為に他の樹に負けぬ様、ひたすら上に伸びた感じがある。それでも梢に白い蕾を付けていた。住宅街を西に進む。かなり古いコブシの樹が植えられているお宅があった。毛の生えた萼が外れかけ、白い花弁が見えているものがあった。




北の沢に近いお宅で、フクジュソウの蕾を見付けた。道の北側のお宅は、雪解けが早い。道には敷地から雪を出して撒いてあるお宅が見られる。この作業をすると、雪は早く融ける。ご近所でもこの作業を日課にしているお宅があって、敷地内の雪は殆どない。力仕事の苦手な我家は、夏まで残る雪はないと嘯いて雪を放置してあるので、屋根からの落雪が堆く残っている。




北の沢の遊歩道を抜けて三番通りへ出る。池の中央部も、雪の色が変わって来ていた。西の遊歩道は冬の間除雪がされて居らず、未だ通れそうになかった。西へ進み、小学校と中学校の北側へ出る。此処の歩道は、以前からの樹木を残して折れ曲がり、樹木の根の高さに合わせてレベルも変化している。最上部の写真は、最も西の大木。歩道は此処から下りとなる。





通りを渡り、四番通りを目指す。視界が開け、南西にうっすらと恵庭岳が見えていた。緩い上り勾配の四番通りを東へ戻る。酪農家のお宅の大きなクリの樹の梢に、採り残されたクリの毬が残っていた。雪原の北に続く木立は、五番通りの木立。梢が煙っていた。






トビの巣があるらしい木立が見えて来た。未だ雪は深いが、この辺りの歩道脇には、キバナノアマナやノビネチドリが咲く。道の勾配が急になり、盲学校の西の木立の梢が黄色く輝いていた。




今朝も良く晴れている。昨朝よりは寒いのか、外へ出たがったアタローは、鼻をひくつかせて外気を嗅いで、屋内に戻ってしまった。ウメとシャクナゲの根元の地面が見えて来ている。