17, 03. 2011 春の兆し


雪の予報が出ていた昨日は、朝から青空が広がった。被災地は予報通り雪が降っていた。週末は春分の日なのに、夜分に氷点下の気温だったらしい。温かな食事や入浴の機会もないことだろうから、せめて天候が回復して気温が上がって欲しいもの。福島の原発が、かなり危険な状態になって来ているのが気に懸かる。東京電力の社員達の危険なものを管理する自覚のなさには呆れ果てた。

次の手仕事の段取りを付けるのに、午前中を費やした。準備を進めながら、応用範囲が広い方法であることに気付いた。未だ1つも出来ぬ内から、展開の方法を色々考えた。一段落つけて、夕食の食材を買求めに出かけた。重い野菜なので、最後に買求めることにして、北の沢へ向った。敷地から大分枝が張り出していた大きなサクランボの樹は、雪で枝が折れたらしく、真新しい切り口が幾つも見られた。芽は先端が割れて、大分膨らんで来ていた。




先日見かけたマンサクも見に立寄った。雪が取り払われ、折れかかっていた枝も引き上げられて、しっかり立上がっていた。レンギョウとどちらが先に開花するだろうか。西から雲が湧き上がって来ていた。




北の沢で、押し出された雪の先端に出てみた。足跡が付いていて、埋る危険はなさそうだった。対岸の池の縁に水面が出ていた。足場を固めて、手前の端を覗く。やはり水面が現れていた。池に放置されていた自転車を思い出した。三番通りを西へ進んで、自転車があった辺りを眺めた。水面が少し出ていて、周囲に足跡が見受けられた。自転車が引き上げられたものと思われる。




三番通りを東へ戻り、四番通りへ向う。未だ雪を積んだトラックが、ひっきりなしに北へ向っていた。レンギョウの蕾の先端が黄色く見える。レンギョウの方が開花が早いのかも知れない。農場の土手の雪が融け、枯れ草が帯状に現れていた。西の山々が何時もより高く見える。湿度が高いことが伺えた。





四番通りを東へ戻る。未だ冬の間除雪されていなかった北側の歩道は雪が高く積っていて通れない。雪の壁の北にあるキタコブシとその奥に続く木立を眺めて戻った。あの木立に近付けるのは、何時のことになるのだろうか。




西からの雲が広がったのか、今朝は曇って、夜半に降った雪が僅かに積っている。ガラス窓が僅かに曇っているので、気温も下がっているらしい。被災地の方々の為にも、寒気が早く去って欲しい。