20, 03. 2011 暗い週末 


昨日午前中は、今にも雨が降り出しそうな薄暗さだったが、雨は降らず終いだった。南風が吹いて、気温は高くなった。福島原発の二次災害で、避難者の数が増大している。福島産の牛乳のみならず、隣接する茨城産の野菜迄、規定を越える放射能が検出され、公表されている放射能の数値が現実通りなのかと、不安になる。取り敢えずは事態の収拾を、事態が収拾出来たら、原発についての再議論が必要と思われる。

教室を終え、駅前のスーパーに用事があって出かけることにした。雨ならバスでと考えていたが、空が少し明るくなり始めたので、歩くことにした。シラカバ公園を抜けて南へ向う。遊歩道は雪が融けて、小川の様になっていた。2月末の状態に戻った。南の公園で小鳥の姿を眺め、駅に続く道を西へ向った。




雲の動きが早く、様々な様相を見せる。アンダーパスに続く階段が現れていた。この階段の奥に、青く広がるエゾエンゴサクを早く見たいもの。




買物を済ませて、中央の沢に降りた。池の水面が見えていたので、小川が現れているかと期待したが、未だ雪を冠っていた。斜面の根開けは、輪周りを広げていた。沢の東の遊歩道を北へ進む。雲の変化が早い。遊歩道の雪が消え、歩き易くなっていたのを幸いに、雲を見ながら歩いた。またトビの姿を見かけた。





北の沢の遊歩道を中程まで進み、住宅街を東へ戻った。物置の屋根に載っている雪の下に、分厚い氷の層が見られた。今年の雪は屋根も樹々も、この氷の層で長い期間雪を載せていなければならなかった。折れた樹々を随所で見かけたが、例年は直ぐに落ちる雪が凍り付いたのが大きな原因。西から雲が広がって来ていたが、昨夜は佳い月が見られた。





今朝は雲なく良く晴れている。僅かな思い出の品を瓦礫の中から探す被災者の姿が痛ましい。またあの地に済むことになるのだろうが、抜本的な街造りが必要と思われる。