03, 03. 2011 雛の宵


月が変わって、不安定な天候が続いている。昨日も朝方は晴れていたが、間もなく牡丹雪が舞い始めた。少し小止みになった頃、寒くはないのか、アタローの新たな“宿敵”の大きな猫が家の中を覗いていた。ゴンノシンという名の以前の宿敵は生を終え、この2年程は、この猫が宿敵となった。当のアタローは3階で昼寝の最中だった。



4日前に雨蓋を作り、表と中袋で雨蓋、ベルトを挟んで固定してあったバッグにステッチをかけて仕上げた。雨蓋の裏にマグネットキャッチを付ける折は、開閉時に雨蓋に力がかかるので、張りのある革を中に貼り、付けた金具が表に響かぬ様に、柔らかい革を貼っておく。表のマグネットキャッチも同様にして付ける。幅32cm,高さ26cm、マチ幅4cmに仕上がった。縦長のバッグは形崩れし難いが、横長のバッグは中に入れたものの重みで、型崩れし易い。軽い素材のファイルケースを1冊入れておくと、型崩れが防げて、中仕切りの用も果たして都合が良い。






2時過ぎに郵便物の発送と買物があって出かけた。頭上と東の空は晴れていたが、西から雪雲が迫って来ていた。郵便局からシラカバ公園へ入り、北へ向った。





三番通りへ出る手前で、もう1軒マンサクが咲くお宅があることを思い出して寄り道した。花芽が僅かに黄色くなっていた。




食材を買求め製菓店の前を通ると、色の佳い和菓子が出ていた。小振のケースも悪くない。帰りがけに従姉の家に届けた。白内障の2度の手術を済ませた従姉は元気そうで、表情も明るかった。どの様な世界でも、クリアーに見えた方が良い。あの雪雲が押し寄せたのか、昨夜からまた雪となった。積りそうな雪。冬は中々手を緩めない。