04, 03. 2011 大雪の桃の節句


桃の節句の昨日は、雪に見舞われた。時折小止みとなるが、一転吹雪模様となる変わり易い天候となった。窓ガラスにべったりと雪が貼り付く。薄暗いことこの上ない。仕事をする気分になれず、本を読んで過ごした。

2時少し前に、散歩に出かけた。少し離れた位置の木立が霞んで見える。情景としては美しいが、雪には食傷気味で、何とも疎ましい。前日余り歩いていなかったので、南の方を廻ろうと、東町公園へ向った。昨年秋から見上げていたモクレンの枝が雪に捉えられていたが、危惧した通り折れたらしく、切られた跡があった。真新しい切り口が痛々しい。隣のムクゲもかなり低く倒れていたが、こちらは全滅状態だった。





公園を取り囲む雪の壁が少し低くなって、公園内が見えていた。アカマツの枝が折れて、生々しい裂け目がが現れていた。南へ廻って、北の奥に聳えるケヤキを眺めた。雪が小止みになって来たので、一番通りを渡り、南の公園に入った。





何処の公園も今年は草地に巨大な雪の山が出来ているが、南の公園の雪の山はとりわけ大きく高い。子供達が草野球を楽しめるのは、何時のことになるのだろうか。南の木立でコガラと思われる小鳥を見付けた。写真を撮っていると、胸の赤いヤマガラが飛んで来た。暫くヤマガラの姿を追う。小止みになっていた雪がまた降り始めた。小鳥達は、公園に隣接するお宅のイチイに入って出て来なくなった。雨宿りならぬ雪宿り。風や雪の折に小鳥の姿が見られないのは、上手く身を隠している為と判る。






雪が酷くなって来たので引き返す。一番通りアパート前の長いレンギョウの生垣は、未だ雪の中だった。僅かに下から枝が覗いていた。




昨夜の天気予報では、雛祭り寒波の到来が告げられ、大雪警報が出ていた。今朝雪は止んでいるが、20cm以上の雪が積り、梅の樹はまたモンスター状態となった。