31, 03. 2011 弥生末日 


前日より幾分気温は下がったが、昨日も晴れて暖かかった。内庭の敷石が少し現れて来た。2月末にも見えていたから、同じ状況に戻るのに一月を要したことになる。アトリエ前の植込みの雪が半ば融けて、艶のある丸い葉のワサビが現れて来た。吹き溜りが出来るので、奥の方は未だ雪が深く、アセビが僅かに頭を出して来た。明日は雨の予報が出ているので、雪解けが進むものと思われる。酷い3月だった。




作業が一段落した2時前に、夕食の食材を買求めに出かけた。前日フクジュソウを見かけたので、道幅の広い一番通りの北の歩道を廻って見ることにした。この一帯の庭は、陽当たりが良く、雪解けが早い。前日よりはクモが多く、天候が下り坂なのを伺わせていた。東町公園の東を南へ進む。未だ公園には入れない。2本あるアカマツの枝が冬の最中に1本折れていたが、もう1本も大きな枝が折れていた。気に入りのケヤキの樹を遠くから眺め、南端にあるもう1本のケヤキを見上げる。遠方からは梢が煙って見えるが、ケヤキの芽は巨木にしてはとても小さい。





一番通りを東へ進む。アパートの生垣のレンギョウが、大分姿を現していた。ずっと雪に埋もれていたので、未だ芽は余り膨らんでいなかった。少し東のお宅のイチイの生垣の下に、フキノトウが出ていた。更に東のお宅のヒバの生垣の下には、フクジュソウが出ていた。塀に積っている雪も大分融けて、層が薄くなって来ている。







煉瓦工場の東を北へ戻り、二番通りから東の沢の西へ出た。沢の底に流れが見えて来ていた。高い雪の壁から、ヤマブドウの蔓が付き出していた。芽は大きく丸く膨らんでいた。もう何も実は残っていないのに、ヒヨドリが群れていた。





今朝も晴れているが、僅かに薄雲がかかっている。東京電力原発先進国のフランスに支援を求めたが、進展が見られるのだろうか。