2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

30.,09. 2010 深まる秋

強い風は吹いたが、昨日は良く晴れた。風と雨で倒れた植物がないかと見回ったが、幸い背丈の高いものは、茎のしっかりしたシュウメイギクとこれから咲き出すシオン位で、後は殆ど切詰めてあるので被害はなかった。2.3日見ぬ間に、ミョウガが花を付けていた。…

29, 09. 2010 雨降り

朝方は晴れ間が見えていたのに、昨日は10時過ぎから雨の一日となった。友人の個展の初日なので、晴れ間が広がることを念じたが、願いは叶わなかった。個展初日の雨は辛い。折角外光が入る会場を選択されたのに、会場へ着く頃には戸外は鬱陶しい程の薄暗さだ…

28, 09. 2010 シロバナホトトギス

前日午後に引き続き、昨日は朝から良く晴れた。風は強かったが幾分気温が上がって、寒くは感じられなかった。少しでも暖かい内に庭仕事を進めておかないと、寒さが来てからの作業は辛くなる。晴天が続いたので、種の採取をしようと庭に出た。長く延ばした枝…

27. 09. 2010 ホウノキの実

午前中は薄暗く雨も降ったが、昨日は午後から良く晴れた。気温も少し上がって、暖かかった。屋内や庭の雑事を片付け、2時前に散歩に出かけた。先日買物ついでに廻った東の沢のホウノキの実がすっかり朽ちて割けていたので、南の公園にある良く実を付けたホ…

26, 09. 2010 大木の小さな実

前日もかなり気温が低かったが、陽光があるだけ暖かく感じられた。昨日は、朝の気温が10度を切り、陽も射さず寒い一日だった。ここ数日、朝だけ火を入れていたが、昨日は止める気にはなれず、2時過ぎ迄入れたままにしておいた。近年の天候は、程の良さに欠…

25, 09. 2010 様々な実

庭の植物が花よりも種子が優勢になって来ているが、近付く厳しい季節を前に、結実の季節を迎えている。昨年見損なったコブシの殻から赤い実がぶら下がる様子を見ようと思い立ち、買物ついでに大回りをして、北の沢と四番通りを廻って行くことにした。目的地…

24, 09. 2010 秋色の庭

夜分の気温の低下と共に、植物の色の変化が著しくなって来た。6月に真っ白な花を咲かせていたガクアジサイの富士の滝は、赤味を日増しに増して来ている。カシワバアジサイもすっかり変色し、一部朽ちて来たので切詰めた。一度切詰め、二番咲きの花を付けて…

23, 09. 2010 モンジュイックの丘

地下鉄の駅に戻り,先刻とは異なる路線で,モンジュイックの丘の麓の駅で降りた。地図ではフニクラという乗物で,丘の中腹にあるミロ美術館へ行けることになっている。山腹を登る登山電車をイメージして,一旦地下鉄の駅を出た。丘を見上げても,それらしき…

22, 09. 2010 バルセロナ現代美術館

カタルーニア迄戻り,地下鉄で一駅のウニベルシタット迄乗った。その後に予定しているモンジュイックの丘へは、此処から違う路線で行けるので,駅の様子を把握しておく目的もあった。表記は、UNIVERSITATで,名称通りバルセロナ大学がある。大学前は広場にな…

21, 09.2010 アントニ・タピエス基金美術館

帰国の前日,最初の滞在中に休館だったアントニ・タピエス基金美術館から廻ることにした。開館時間迄間があるので,カテドラルを眺め,広場の東にあるサンタ カテリナ市場を覗いた。比較的近年に出来た屋根に派手な模様が描かれている市場。マドリッドの市場…

20, 09. 2010 二つの天蓋

暑い中を探し当てた2つの会場で,全く同等の驚きを体験することとなった。最初は県立美術館で,二度目は国立陶器博物館でのこと。カテドラルから北東への道を辿り,幅広い勾配がある坂道を上った。目の前が開け,遠方に緑の帯が広がった。堤防の様な感じだ…

19, 09. 2010 カテドラル

車の流れを見ると,カテドラルの左側から車がどんどん出て来る。広い道路を渡り、反対側の歩道からカテドラルに近付いた。ファサードは狭く,曲がった角に窮屈そうに押し込められていた。元々はモスクがあった位置に,3世紀頃建てられたという教会。幾度も…

18, 09. 2010 カテドラルを探しに 

朝食を摂りながら、列車の時間迄の過ごし方を検討した。此の街に立寄った主目的は,国立陶器博物館を観ることにある。バレンシアの街は,南のノルデ駅から120度位に開いた2本の大通りに挟まれた扇型の地形で,外周はトウリア庭園という幅広の緑地帯が取巻い…

17, 09. 2010 バレンシアへ

当初バレンシア迄は、朝の汽車で8時間をラ・マンチャ地方の風景を見ながら移動し、バレンシアで1泊の予定だった。帰国の飛行機のチケットは、早い段階で押さえてしまったので,変更が利かない。バレンシアに皺寄せが来て,早朝着いて,夕刻の汽車でバルセ…

16, 09. 2010 アルハンブラの丘

階段を下りた先は,比較的新しい建造物だった。頭の中は,未だ壮麗な装飾に満たされた空間が渦巻いていたが,廊下を進む内に僅かずつ現実に引き戻されて行くのが判る。逆光の小さな窓に,動物の図が描かれていた。チケット売場で貰ったパンフレットに描かれ…

15, 09. 2010 アルハンブラ王宮 - 2 -

室内の装飾は,精緻なレースの様だった。キリスト教勢力が、此の地を奪還しようとした折、2世紀半に渡って構築された王宮は、無血開城によって幸運にも残された。何処の文化遺産も同様ながら,富と権力が集中しないと規模の大きなものは残らぬことに、複雑…

14, 09. 2010 アルハンブラ王宮  - 1 -

カルロス宮殿の横の広場に,行列が出来始めた。雲が広がって来ていたが,何とか天候は持ちそうだった。カルロス宮殿の裏側の位置に導入路があった。緑の導入路を抜け,入口に辿り着く。メスアールの間という比較的殺風景な部屋があった。壁にはタイルの装飾…

13, 09. 2010 アルカサバ

暫くして,長い行列が僅かずつ動き始めた。どうやらアルハンブラ王宮への入場が始まった様子だった。僅かずつ前へ進み,前方に係員が見える位置迄進んだ。不思議なことに、係員の位置から戻って来る人々がいることに気付いた。大分近付いて、様子が判る位置…

12, 09. 2010 アルハンブラ宮殿へ

翌朝目が覚めた折にも、雨は降り続いていた。列車ダイヤの変更で,思いがけず出来た長い時間をアルハンブラ観光に充てたのに,前日の午後にすべきだったかと悔やまれた。7時を過ぎて,戸外が明るくなり始めると、傘をささずに歩いている人が見受けられた。…

11, 09. 2010 シェスタの街

広場の木陰のパラソルの下で,ビールと冷たいガルバッチョで一息ついた。コルドバよりも蒸し暑く感じた。広場の北東のの辺りに、人の賑わいが見えた。市場でもあるのかと細い小路を入った。道の両側の庇が付きそうな狭い小路の両側に,様々な土産物店がぎっ…

10, 09. 2010 グラナダへ

ホテルを10時過ぎに出て、バスで駅に向った。バスは前日のルートを通らず,川を越えて,街の外周に出来た新しい道路を北上してターミナルに着いた。コルドバの駅構内にも、AVEの為の待合室は無かった。時刻表に表示されたホームへ降りる改札口付近に,少しず…

09, 09. 2010 小さなホテル

旅のホテル選びは、中々難しい。まして旅行社お薦めの、何処の国にでもあるアメリカンスタイルの大きなホテルが嫌いとなると、選択肢は一段と狭まり難しさが増す。ツアー客で賑わうピカピカした大きなホテルよりも、危険でさえなければ、少し古めの土地の匂…

08, 09. 2010 久々の工房 

圧倒的な数のアーチを見回り、異文化の鬩ぎあいを目にして、モスクを出た折には、かなり頭も身体も疲れた感じがした。涼しい木陰のパラソルの下で腰を下ろし、一服して冷たいビールを飲みたいと、メスキータの北東の方へ歩いた。店舗は数多くあるが、道幅は…

07, 09. 2010 メスキータ

北の壁面の中央にあるメスキータの正門に向う。4時を大分過ぎているのに、未だ陽が高い。正門を潜るとエキゾチックな天井が現れた。広い中庭の向こうに、モスクの入口と思われる開口部が見えた。建造物の左端には、鐘楼と化したイスラムのミナレットが聳え…

06, 09. 2010 コルドバへ

スペイン旅行を計画した当初、マドリッドからトレドへ向い、マラガ迄南下して、地中海の青を見ながら汽車で北上するイメージを抱いた。旅行社の係の方にその旨メールを入れると、マラガから海岸線を走る列車はないと返信が届いた。海岸線を走れないのなら、…

05, 09. 2010 タホ川を渡って 

斜めにクロスした角の壁に、サン・クレメンテ修道院への道標があった。そろそろ戻ろうかと思っていたが、廻ってみることにした。高くがっしりした塀が廻された大きな建造物だった。カテドラルへ戻る道で、石畳に同化しそうな毛並みの猫が、日陰で休んでいた…

04, 09. 2010 グレコの家とサント・トメ教会

トレドの街並と並んで、期待していたものがあった。グレコが描いた2点のトレド風景の1点はニューヨークのメトロポリタン美術館にあり、もう1点がグレコの家に展示されていることを美術全集で見ていたので、この作品との出会いを愉しみにしていた。メトロ…

03, 09. 2010 路地の街トレド

トレドを旅程に組み込んだ折、旅行社の係の方に、マドリッドからの日帰りのツアーを薦められた。エル・グレコ縁の地トレドは、自分の足で歩いて街の雰囲気を味わいたかったので、日帰りのツアーは断って1泊することに決めた。雲一つない晴天だった。タホ川…

02, 09. 2010 AVEという乗物

翌朝は、抜ける様な青空の下をグラン ヴィア通りを地下鉄の駅に向った。この通りと角を南へ曲がった通りには、有名店が建ち並ぶ。前日ソフィア王妃美術館へ入る前に下見をしておいたアトーチャ駅の改札口へ向う。蒲鉾型の大きな空間は、植物が植え込まれ、喫…

01, 08. 2010 プラド美術館

観光客の多いことを考えて、主目的のプラド美術館へは、開館30分前に着く様にホテルを出た。前日晴れて暑かったのに、曇り空で風が強く、肌寒かった。グラン ヴィア通りを東へ向うと、噴水のあるカスティーリョ広場の向こうに緑地帯が見え、プラド美術館があ…