26, 09. 2010 大木の小さな実


前日もかなり気温が低かったが、陽光があるだけ暖かく感じられた。昨日は、朝の気温が10度を切り、陽も射さず寒い一日だった。ここ数日、朝だけ火を入れていたが、昨日は止める気にはなれず、2時過ぎ迄入れたままにしておいた。近年の天候は、程の良さに欠けている。

教室を終えて掃除を済ませ、3時前に散歩に出かけた。もうそろそろ木道が通行可能になっているのではと、北の沢の西の遊歩道を通り、中央の沢の西の遊歩道から沢に下りて、木道を通るルートを考えた。西の遊歩道を通るのは、随分久々のことだった。鬱蒼とした木の葉は。疲れ果てた緑色をしていた。今年は虫の害が多い。夏に見かけたクルミが大きくなっていた。アーチの様に遊歩道に迫出したズミは数多くの実を付け、色付き始めていた。野生の小さなクリの毬が、地面に沢山落ちていた。






バス通りを越えて、中央の沢の西の遊歩道を南へ進む。ツリバナが色付き、もう僅かで実が割れそうになっていた。中央の階段を下りて沢に入る。倒れた大木は小さく切られて片付いていたが、倒れた樹が木道を直撃したらしく、橋が毀れて通行禁止になっていた。先日植物園でキツリフネを見付けたが、木道の左右のキツリフネの群落は、今年は見られそうにない。





階段を上り、東の遊歩道に出た。遊歩道に面したお宅で、オミナエシが咲いていた。プラド美術館の隣の王立植物園で見かけたオミナエシを思い出した。東へ向い、東町公園に向う。何処のお宅も、近付く厳しい季節を前に、庭木や花期の済んだ植物の切詰めに余念がなかった。公園のケヤキは、堂々と聳えていた。春に見かけた茶色の花の跡に小さな実が生り、暗紫色に色付いていた。



オミナエシ Patrinia scabiosifolia オミナエシ
ズミ    Malus sieboldie バラ科