27. 09. 2010 ホウノキの実


午前中は薄暗く雨も降ったが、昨日は午後から良く晴れた。気温も少し上がって、暖かかった。屋内や庭の雑事を片付け、2時前に散歩に出かけた。先日買物ついでに廻った東の沢のホウノキの実がすっかり朽ちて割けていたので、南の公園にある良く実を付けたホウノキを見て来ようと思った。

ナナカマド公園を抜けて南へ向う。サンキライが真っ赤に熟していた。幾分透明感が出ているので、恐らく実は柔らかくなっていると思われた。東へ向い東の沢の南に当たる位置の公園に着いた。



此処のホウノキの実は、未だ朽ちてはいなかった。大きなハシブトガラスが樹の枝と地面に2羽いて、何かを突ついている。近付くと2羽とも逃げていったが、カラスがいた地面を見ると、枝ごと落ちた実だった。樹の下には、実が沢山落ちていた。松毬の様な殻の中に、赤い小さな実が見える。カラスはこれを食べていたらしい。持ち上げるとかなり重かった。少し中が見えるものと、綺麗なものを、カラスの上前を撥ねて拾って来た。







久々に南へ歩いて来たので、一番通り迄出て、東の沢を沢伝いに北へ進むことにした。随分気温が下がって来ているので、虫はいないだろうと思ったが、未だ少し飛んでいた。刺されぬ様に注意しながら歩く。春に見付けたツクバネソウを探した。クマザサが勢いを増していて、中々見付からない。漸くそれらしいものが見付かった。黒い実が落ちて、赤い萼だけ残っているいるものが多かった。




急な階段の上り下りを3度繰り返し、漸く最後の下り階段に辿り着く。階段の左脇に、赤い実を付けたコウライテンナンショウが倒れていた。庭に数本あるコウライテンナンショウは、結実の前に風と雨で偽茎が折れて朽ちてしまった。



二番通りを渡り、西へ戻る。ナナカマド公園近くのお宅のモクレンと思われる樹に、蕾が膨らんで花が咲きそうになっているのを見付けた。夏の暑さと急激な低温で、リズムが狂ってしまったのだろうか。




陽当たりの良い位置のモミジが真っ赤に葉を染めていた。