24, 09. 2010 秋色の庭


夜分の気温の低下と共に、植物の色の変化が著しくなって来た。6月に真っ白な花を咲かせていたガクアジサイの富士の滝は、赤味を日増しに増して来ている。カシワバアジサイもすっかり変色し、一部朽ちて来たので切詰めた。一度切詰め、二番咲きの花を付けていたツリガネニンジンは、葉の紅葉が始まった。





タカクマホトトギスに続いて、シロバナホトトギスが蕾を上げ、間もなく開花しそうな状態になって来た。シラネアオイ、チョウジソウの種子の莢が色付き、そろそろ採種可能となって来ている。長く伸ばした枝の根元から咲き始めたコムラサキは、終に先端の花を開き、根元は既に実を形成している。赤紫色に色付くのもそう遠いことではなくなった。僅かに残してあったヌスビトハギは、名称の由来の足型の種子を付けている。発芽率の高い種なので、全て切詰めた。種子の両端に鈎爪が付いていて、此の作業をすると衣服に数多くの種子が付き,手で払った位では決して取れない。






両面テープが切れて、滅多に通らぬバス通りの店舗に買いに出かけた。もう10年以上も空地のままになっている某私大の所有地に廻された金属ネットに、ガガイモが実を付けていた。等間隔に蔓が這い上がっているので、意図的に植えられたものだった。意外な種の選択に驚かされた。



ガガイモ Metaplexis japonica ガガイモ科