30.,09. 2010 深まる秋


強い風は吹いたが、昨日は良く晴れた。風と雨で倒れた植物がないかと見回ったが、幸い背丈の高いものは、茎のしっかりしたシュウメイギクとこれから咲き出すシオン位で、後は殆ど切詰めてあるので被害はなかった。2.3日見ぬ間に、ミョウガが花を付けていた。今年は出だしが遅かったが、随分沢山のミョウガを収穫出来た。恐らく最後になるミョウガを採って、夕食の吸い物に使用した。



午前中は、以前から手がけようと思いながら、中々手が付けられなかった手仕事を始めた。贈物のバッグなのだが、色の組合せはオフホワイトとブルーグレイで悪くはないが今ひとつすっきりしないので、手をかけずにいた。先日頃合いの色の革が見付かり、漸くすっきり決まった。革の量がギリギリで苦労したが、何とか裁つことが出来た。一段落して、買物に出かけた。晴れてはいるが風が強いので、少しだけ回り道をしてスーパーへ向った。北の四番通りへ出て東へ向う。玉葱の収穫の後は、新たなものは植えられていなかった。寒さが来る迄の間が短過ぎる為だろうか。昨日の雨で湿度がある所為か、西の山々は何時もより高く見えた。




四番通りを東へ進む。歩道沿いにクサフジの残り花が咲いていた。枯れ色になり始めた野では、健気で愛おしく見える。過日見付けたガガイモの実が風に揺れていた。大分色付いて来た実もあった。もう僅かで、絹糸の様な綿毛が見られそう。




農場のトウモロコシは、穂が少し枯れ始めていた。実の先端の糸毛も黒ずんで枯れている。皮が爆ぜて中の実が見えているものもある。食用のトウモロコシは未だ若い内に収穫するが、飼料用なので完全に熟成させるものとみえる。実は大きく、実の列も食用の種よりも数が多かった。殆どのゴボウは暗褐色に朽ちているが、小さな咲き残りのゴボウが歩道にはみ出していた。





強い風に、枯れ色になり始めたセイタカアワダチソウがざわざわと揺れる。野分という言葉を思い出した。