04, 05. 2011 公園のハルニレ


朝方は雲が多かったが、昨日は久々に快晴となった。発芽を確認した植物の周囲の落葉を取除く。カタクリが漸く開き始めた。チシマイワブキが茎を伸ばし、茶色を帯びた葉を出し始めた。クロユリにも蕾が付いていた。芽を出したサンカヨウに、もう白い蕾が見えていた。昨年、K・Kさんから頂いたエゾエンゴサクが咲き出した。カタクリの傍に植え込んだものが、未だ芽を出して来ない。







2時過ぎ迄落葉の除去作業を続け、ゴミ袋に3つ集めたが、未だ半分位は残っている。邪険に掻き集めると芽を傷めるので、時間がかかる割には、作業は進まない。雨で余り歩けなかったので、南東を廻って来ようと、散歩に出かけた。シラカバ公園を抜けて、南へ向う。久々の晴れ間で、どの公園にも子供達の姿が見られた。東町公園のキタコブシも南の公園のキタコブシも、漸く花を開き始めた状態だった。




公園伝いに鉄道林前の道迄進む。林の前の低い土手の雪が融けて、グリーン・ベルトになっていた。昨年よりも数多くのエゾエンゴサクが出ていた。花序は短いが、花の色に変化があって楽しめた。オオウバユリの艶のある葉も、数多く見受けられた。




林に沿って東へ進む。沢のミズバショウは、仏炎包が大きくなって反り返り、花が露になっているものが見受けられた。団地の東端付近のクマザサの中に、ザゼンそうが出ていた。俯いている仏炎包の下にカメラを無理に入れてみたが、焦点距離が近過ぎた。





北へ向い、小学校の東の公園を抜ける。此処の公園は、擂り鉢状に中央が低くなっている。東側の土手に、大木が1本聳えている。幹にツルウメボドキを絡ませた大木は、ハルニレだった。梢に花を付けていた。やがて此の花は、緑の実に変わる。葉が出て来るのはその後のことになる。土手の傾斜を利用すると、比較的近くで枝先が見られる。実が生る頃、また見に来ようと思った。

好天も僅か一日。今朝はまた小雨が降っている。気温もぐんと下がった。春の庭仕事は中々進まない。


ザゼンソウ Symplocarpus foetidus var. latissima サトイモ
ハルニレ  Ulms davidiana var. japonica ニレ科