02, 05. 2012 エゾエンゴサク - 2 -


前日よりもすっきりと青空が広がっていた昨日は、正午過ぎから薄雲が広がって来た。床から作品を外し、床を磨いて裏表に水張りをした。絵具が裏まで良く達していて、僅かな加筆で済みそうだった。落葉や切詰めた茎、冬の間に折れた枝などを、ゴミ袋に詰め込む作業をする。家の東側は、ほぼ片付いた。集荷場所に2つのゴミ袋を運んだ。家の東側で、イワカガミが蕾を上げていた。チシマイワブキは花序を伸ばし、茶色味を帯びた葉を出していた。




午後に入って、作品が生乾きになった段階で、縁を礬水で止めた。2時前に散歩に出かける。南東を廻って来ようと、シラカバ公園を南へ抜ける。東町公園のキタコブシは未だ開花していなかったが、南の緑地帯の樹は、花を開き始めていた。




鉄道林前の道に出る。林の前の低い土手は、エゾエンゴサクで、青く染まっていた。此処のエゾエンゴサクは、様々な色を見せる。コバルトブルー、淡いヴァチターブルー、薄紫色に、時折白い花も混じる。1km程、エゾエンゴサクを見ながら東へ進む。針葉樹が切れて雑木になると、沢の底にミズバショウザゼンソウが広がる。ミズバショウは仏炎苞が大きくなり、反り返り始めているものもあった。






進路を北に変え、ハルニレのある公園へ向う。丸かった花芽が開いて、雌しべが見えていた。北へ進み東の沢の西の道に入る。殻が外れるのが遅かった白く小さな芽のネコヤナギも細長く伸びて、黄緑色に変わっていた。沢に沿って北へ進む。東の沢も緑が増して、対岸が見えなくなって来ていた。






沢を離れて住宅街を西へ戻る。門柱にシーサーを乗せてあるお宅の桜が、大分色付いていた。此処の桜は開花が早い。石塀の前で開花が早かったエゾエンゴサクは背丈が伸びて、小さな鞘を作っていた。



今朝は雲なく良く晴れている。明日から天候は下り坂。作品の裏面の処理を終えてしまいたい。