30, 04. 2014 キタコブシ


雲なく晴れた青空が戻って来た昨日は、気温も少し上がった。札幌でも桜の開花宣言が出された。例年より4日早いとのこと。庭の梅の蕾も膨らんで来た。彩色作業に入る。絵具の乾きを待つ間に、家の東側と玄関前の植込みの冬囲いを撤去した。



午後の彩色作業を終えた2時過ぎに、散歩に出かけた。木綿の上着でも寒さは感じなかった。ナナカマドの葉が開いていた。個体差があって、未だ赤茶色の新芽を付けている樹もある。赤かったシナノキの冬芽の殻が外れ、新芽が吹いていた。





東町公園を南へ通り抜ける。東側の木立に鳥の姿があった。ヒヨドリ程の大きさだが、胸の色が異なり、嘴も大きい。南の緑地帯に入る。白く小さかった楓の芽が大きく弾けていた。前回通った折には、黒ずんだ毛の殻を被っていたキタコブシが咲き始めていた。ぼってりと大きなモクレンより姿が佳い。






鉄道林前の道を西へ向う。林の前の低い土手には、エゾエンゴサクが咲いていた。此処のエゾエンゴサクは、青から紫色までかなりの階調の色数があり、稀に白い株を見ることもある。福寿草も混じって咲いていた。やがてオオバナノエンレイソウも咲き出す。





中央の沢の東の遊歩道に入る。桜の樹を見上げたが、開花までは間がありそうだった。中央の沢の階段を下りてみる。泥を冠った落葉を突き破り、ニリンソウが葉を広げていた。今朝は薄い浮雲が見えるが、晴れて日射しは明るい。