21, 07. 2009 ホタルブクロ


厚く垂れ込めていた雲が切れ、昨日は午後から良く晴れた。夕刻から雲が増え、今朝は予報通りの曇り空。明日も曇りの予報が出ているので、南の小さな島は皆既日食を体験しようと大賑わいの様子だが、部分食も見られまい。どんよりした曇り空が一層暗さを増す有様を想うと、気分が滅入る。鳥、虫や猫達の反応を愉しみにしていたが、期待は出来そうにない。

もう15年以上、一度も花を付けていないシャクナゲの傍で、ホタルブクロが咲き出した。花の付かないシャクナゲは、葉の表面も腺毛で覆われ、南方の種とは思われないのだが、新芽は毎年勢い良く出ているが、何故か花芽は付かない。以前は、白と赤紫の2種があったホタルブクロも、赤紫の種が消えて、白いホタルブクロのみが点在している。一般的に、有色の種よりも白い種は弱い筈なのだが、白い種が残って増えている原因は分からない。



長雨と強い風で、背丈が高くなったルリタマアザミに、珍現象が出て来た。径1cmを超えるルリタマアザミの茎は木化して、少々の風ではびくともしないが、先端の未だ木化していない柔らかい部分が風雨に弄ばれて、曲線を描いている。強い陽射しがあればすっくと立ち直るだろうが、この天候では、無理かも知れない。先に先端の茶色の花芽を載せていたユウバリシャジンは、蕾の間隔を伸ばし、開花が間近になって来た。細い茎ながら、たおやかさと背丈の低さが幸いして、真直ぐに屹立している。




ホタルブクロ   Campanula punctata キキョウ科
ユウバリシャジン Adenophora preskiifolla キキョウ科
ルリタマアザミ  Echinops ritro キク科