27, 07. 2010 ユウバリシャジン


前夜月が綺麗に見えていたのに、昨日早朝は雲が厚く垂れ込めていた。天気予報は、早朝が晴れで、後は曇とのこと。週間予報には雲と傘のマークが並び、些かうんざり気味だった。

画廊主のOさんなど、カタログの部数を多くお送りしなければならない方々への発送から手を付けた。礼状も夫々異なったものを作成するので、時間を要した。11時を過ぎて雲が切れ始め、青空が覗いて来た。当日の予報も外れるのかと思ったが、晴れて不都合なことはない。気分転換に、庭へ出た。

ユウバリシャジンが咲いて来た。淡く薄い花弁で好ましい花だが、日持ちは良くない。未だ蕾の状態のものあり、暫くは楽しめそう。




ナツエビネが花序を上げて来た。昨年同様、2本の花序を出した。ぐにゃりと曲がっていて、どうしても2本を同時に写真に収められない。昨年増えた芽も小さいながら、顔を出している。ヒバの生垣の下で、ハナトラノオが花序を上げて来た。少し賑やかになってくれそう。





2時過ぎに郵便物を発送に出かけた。シラカバ公園に、ヤブカンゾウが咲き始めた。夫々重さの異なる郵便物を測って頂き、大勢を占める1部同封の郵送料も把握した。北東のスーパーで買物があって、南を回り道して向った。東町公園へ向う途中のナナカマドに、キノコが着生していた。ケヤキを見ながら公園を南に抜ける。葉の表面に実を付けてる樹があった。虫かとゾクリとしたが、どの葉にも付いている。未だ青い実もあるので、青い実が熟したものらしい。





住宅街を適当に曲がりながら、東の沢に向った。南向きの庭のお宅で、見慣れぬ植物を見付けた。ユリ科かラン科の様な葉の中央から太く背丈の高い茎を伸ばし、頭頂に白い大きな花を数多く付けていた。花の盛りは少し過ぎている感じだった。明らかに南方系と思われる植物だが、戸外で冬を越したのだろうか。




ハマナスの実が色付き始めていた。キイチゴだろうか、沢山の実が色付いていた。先日伺った級友のSさんからお土産に頂戴したお手製のジャムを思い出した。時間をかけて作られたジャムは、甘みも控えめで美味しかった。




東の沢の西の遊歩道を北へ向う。未だ雪がある頃、雪捨て場になっていた小公園にホウノキがあったことを思い出して立ち寄った。大きく枝を広げたホウノキに、実が沢山付いていた。実はかなり大きくなっていた。3本目の実を付けたホウノキ




沢を北へ進み、最初に実を見付けたホウノキを見上げる。沢の奥のイワガラミは、花弁が黄変し始めていた。近付こうとして、クマザサに絡み付いたガガイモを見付けた。未だ咲き始めたばかりだった。草は刈り取られて間もなくで残っているのだから、秋には実を見られるかも知れない。


ユウバリシャジン Adenophora preskiifolia キキョウ科