03, 03. 2019 雛の節句

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前日は暖かく雪解けが進んでいたのに、昨朝は気温が下がって雪が舞い始めた。蕾だった桃も、程よく花を開いた。手前に並べた一対の銚子は、団地に越して来た折始めた絵画教室の一期生3人のプレゼント。高校3年まで通い、2人は美術系の短大に、1人は英文科に進んで教師となった。貝合わせは、1980年代開催した国際展のメンバーの奥様からの頂き物。メンバーだったご主人も奥様も、旅立ってしまわれた。赤い塗りの入れ物には、干菓子が入っている。傷む心配のない干菓子で、頂いてからずっと飾り続けている。

 

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何時も手仕事の道具や布等を入れてある本来は食器棚に入れてある日本人形も取り出して、雛人形を収めてある戸棚に飾った。以前教室に通われていた方から頂いた縮緬の風呂敷で衣装を作ったもの。此の方も、30年ほど前に旅立たれた。屏風は、支持体をキャンバスにしていた頃、額縁でお世話になっていた方に、同寸の木枠を6つ作って頂いて、和紙を貼って作った。内裏雛の冠は、和紙に人口漆のカシュ‐を塗ったもの。女雛の冠は、講義で学生が使用した薄手のエッチング素材の銅板を、金切り鋏とラジオペンチで成形したもの。

 

雪が止んで少し明るくなった午後、夕食の素材を買求めに出掛けた。土台が出来た工事現場では、柱が組み上げられていた。工場で生産された壁を、積み木の様に組み立てる住宅より好ましい。陽が射さぬので、サンシュユの梢が不機嫌な色を見せていた。名称不明の冬芽は、サイズの大きなネコヤナギかも知れない。広い造成地でも、建築作業が進んでいた。

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今朝は青空が広がっている。今日の最高気温は、7度の予報が出ている。温かい雛の節句となりそう。

 

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