18, 07. 2018 鬼胡桃実る


陽が射さず、ねっとりと粘り付く様な天候が続く。昨日も時折雲間から陽は洩れたが、すっきりせぬ天候だった。本州の猛暑日は、犠牲者が出始めている。体温を上回る気温は、かなり厳しい。

手仕事の切りのよい所で、1時半過ぎに散歩に出かけた。痛みは失せていないが、膝の存在が大分気にならなくなって来ている。街路樹のシナノキが放つ甘い香りが、立ち込めている。少し南のヒョウタンボクの実が熟れて、真っ赤になっていた。恐らく空き家と思われる家の庭に、オカトラノオが見事に咲いていた。予想通り、南の住宅街の桃の実には、袋がかけられていた。






膝の調子が良かったので、南へ進み鉄道林前の道に出る。針葉樹の下にも窪地の奥にも、オオウバユリの花が見られた。窪地から伸びるオニグルミを見上げながら、ある傾向に気付いた。窪地から伸びて頭上高く聳える樹には、余り実が付いていない。背丈も低く細い若木の方が、見事な実を下げている。北の東の沢とアカシヤ公園の境に聳える大きなオニグルミは、ここ数年実を付けていない。老木になると、実の付きが悪くなるのだろうか。






足は未だ大丈夫そうだったので、東のハルニレのある公園まで足を延ばす。南東の入口傍の栗の木が、花を付けていた。数年前此の樹の下で、エゾリスの写真を撮ったことを思い出す。ハルニレの葉の緑が少ない。枯れた枝が見えていた。切られたりせぬように、新たな枝を伸ばしてほしい。公園中央のシナノキは、満開状態だった。






住宅街を、北西に戻る。斜めに設えられた棚のブドウが、少し実を大きくしていた。今朝も曇り空。夏日の気温の予報が出ているが、陽が射さずに気温が上るのだろうか。