09, 04. 2018 春楡の花芽


季節が足踏みをしている感がある。以前に比べると春の訪れは早くなっているのだが、余りに長い厳しい季節に、春を熱望する気持ちが強まる。昨朝の雪は9時過ぎには止んだが、陽の射さぬ薄暗い一日となった。仕事もならず、洗濯機を仕掛けて手仕事を続ける。昼食後、南東を廻って来ようと、散歩に出かけた。

前日より風が和らいで、寒さは余り感じなかった。余り変化のない南の住宅街の桃ノ木を見上げる。鉄道林前の道を、東へ進む。鉄柵に絡んだミツバアケビの芽が弾け、先端から緑が覗いていた。水を冠って気に懸っていたミズバショウザゼンソウも、葉が少し大きくなって来ていた。






雪で通れなくなっていた地点が大分通れるようになって来たので、ハルニレのある公園へ向かう。南西の入り口付近に、未だ雪が残っていた。身を乗り出して写真を撮っていたら、公園入口傍で庭仕事をしておいでだった方が、ご自分の庭の北端を通って公園におりたら良いと勧めて下さった。礼を述べて、庭の北端を通らせて頂く。斜面に聳えるハルニレは、梢が量感を見せていた。近付くと、花芽であることが分かった。花の後間もなく、花よりも華やかな緑色の実を見せる。暫く様子を見に来なければならない。






東の出口から公園を出て、1番通り手前の日時計のある公園に入る。枯色の叢を注意深く除く。頭の先を出したツクシを見付けた。公園を北へ抜け、住宅街を北西に戻る。グミの樹の冬芽も、先端が開き始めていた。





ナナカマド公園に東から入る。草地が少し緑色になり始めていた。今朝は久々に青空が広がっている。気温も10度と、二桁の予報が出ている。