08, 04. 2018 近道を覗く


日中の気温も5度前後で、季節が逆戻りした感がある。昨日も教室を終えてアトリエの床を磨き、夕食の素材を買い求めて来ようと外に出て、余りの風の冷たさに仕舞い込んだ毛皮の耳掛けを取りに戻った。桜前線が北上を続けるこの時期は、長すぎる冬に閉口する気分が強まるつらい時期ではある。

フキノトウが開き、花が咲き始めていた。住宅街の中の畑には家が建ったが、その直ぐ東に、ほぼ同じ面積の空き地がある。周囲にはカラマツが植え込まれているが、西側のカラマツが切り倒されていた。此処も宅地になるのかも知れない。




何時ものように、サンシュユの芽を見上げる。芽の先端が開き、花弁の色が見えていた。木々の芽は変化が始まっているのに、ひよどり公園のホウノキの冬芽は、冬の衣装をつけた儘。沢に沿って北へ進み、2番通りの近道が通れないかと確めた。殆ど雪は融けていたが、傾斜地なので無理はせず、遠回りをして沢の傍に戻った。





沢の中段の樹々には、黄緑色が感じられた。芽吹きの早い柳の類かと思われる。目当てのバッコヤナギを見上げる。芽が長く伸びていた。最上部の写真も、バッコヤナギ。すぐ傍のネコヤナギも、量感を増していた。沢伝いに北へ向かう。3番通りへの近道が通れないかと覗いた。運び込まれていた雪は殆ど融けて、通路が見えていた。高くなった雪で見下ろしていたサクランボは、見上げる高さになっていた。2軒のスーパーを廻って、重い買い物袋を下げて戻った。







今朝階下に降りてくると、薄曇りの空の底には青空が透けて見えていたが、地面はかなりの積雪で白くなっていた。何時までご滞在なのか、冬将軍には早々にお引き取りを願いたい。