28, 07. 2017 藻岩山の麓へ


昨日午前中は時折陽が漏れ、調合した絵具が残っていたので仕事を進めたが、正午前から雲が厚みを増して諦めた。午後から昨日が初日の、「河口龍夫 垂直の音と階段時間」を観に、札幌へ出かけた。会場のギャラリー門馬は7年前個展を開催した旭ヶ丘で、先ずバスで新さっぽろまで向かい、地下鉄に乗り換えて円山公園駅へ、バスに乗り換えるという行き難い所。良くも2週間通ったものと思う。沢を背にした緑の中に、懐かしい画廊が見えていた。小さな立体作品と、空押しの平面作品が主だったが、視覚的な効果ではなく、空間間隔に揺さぶりをかける狙いのある装置と受止めた。直ぐ隣のアネックスでは、川上りえさんの立体作品の個展を覗く。狭い空間で、恐らく担当の学生と思われる人々に、講義の最中だった。



会場を辞して、藻岩山の裾に当る坂道を降りる。オニグルミが、実を付けていた。坂下のお宅で、フジが花を付けていた。春に咲いた藤は、立派な実を下げている。住宅街を東へ向かう。手入れはされているが、少し前傾して街路樹に触れている高い生垣がある。生垣には、ツルウメモドキが実を付けて下がっていた。南向きの位置にこの様な高い生垣では陽当たりが心配になるが、住居は歩道から20m程北に見えていた。








市電で市の中央まで戻り、北へ向う。道庁の南門傍のハリギリに、花序が上がっていた。観光シーズンの到来で、構内は何時もに増して観光客で溢れていた。正門近くで、観光馬車の御者の男性が、小さな女の子を抱き上げて馬に触れさせていた。子供には、忘れ難い佳い思い出となったに相違ない。北側の池の近くで、巨大なサワシデを見付けた。何時も団地で見かけている樹の5倍を超えていた。丸い葉を見せていたのは、桂だろうか。明日は5週目で教室は休みなので、駅前の喫茶店で冷たい飲物で喉を潤し、一休みして戻った。







今朝は曇空。雨の心配はなさそうで、最高気温が26度と過ごし易い予報が出ているので、気に懸かっている雑草退治をすることにしようか。