20, 07. 2017 僅かな晴間に


昨日は日差が望める予報が出ていたが、陽が射したのは正午過ぎの僅かな時間だけだった。新たな絵具を調合し、仕事を始める。一仕事終えた頃には、また空を覆う雲が陽を遮り始めていた。夕食の担当の日だったので、夕食の素材を買求めに出かけた。

小さな花が枝を埋めるシナノキを見上げながら、南へ進む。この通りのシナノキだけでも、100本位はあろうかと思われる。シナノキの香りの他に百合の強い香りも混じった高湿度の空気が広がる。南の住宅街の柿の樹に、小さな実を見付けた。東の沢手前のひよどり公園のホウノキの実が大きくなり、実の角度が下を向き始めていた。沢に沿って北へ向う。中々見られなかったイワガラミの花を、僅かながら見付けた。





北の住宅街を、西へ戻る。クジャクチョウが敷石の上で羽根を広げていた。この蝶は,屢々地面で見かける。咲き終わったカルミアに、小さな実が出来ていた。実も突起があって、金平糖を想わせる。南向きなのに、塀の影で陽が当たらぬ位置のオカトラノオが、漸く咲き始めていた。





東のスーパーで野菜を買求め、西へ向かう。駐車場の西の木立から下がったヤマブドウの蔓に、実が付いていた。西のスーパーの裏手へ廻ってみる。微かに山並みは見えていたが、手稲山は頂に雲を載せていた。ノラニンジンが,空地を席巻し始めた。背丈もあるので、他の野草が隠れてしまう。






買物を済ませて戻る。中央分離帯の大きなシナノキも、花を開いていていた。開花が早かった街路樹のシナノキは、早くも散り始めていた。



昨夜来の雨が、敷石を濡らしている。週末まで天気予報には、ずらりと傘マークが並んでいて、日差は望めそうにない。