18, 04. 2017 寄生木開花


最高気温14度と、幾分気温は下がったが、昨日は夕刻まで良く晴れた。今日から天候が崩れる予報が出ていたので、午後2度目の仕事を進めたあと、国道の南を廻って来ようと出かけた。

街路樹のシナノキやオオバボダイジュの冬芽の殻の先が弾けて、薄緑色の芽が覗いていた。跨線橋と国道を渡り、酪農学園大学の敷地に入る。国道と平行に走る夕張線のバス通りを、西へ向かう。大学の本部の前の巨木の梢が、赤く見えていた。どうやら花芽らしいが、何の花なのかは判らない。







500m程西の、枝を切り詰められた七竃から芽を吹いた寄生木にも、花が咲いていた。花といっても肉厚の実の様な代物。飼料用の玉蜀黍が植えられる広大な農地の南の野幌原始林を眺めながら、道立図書館を目指す。図書館の南の空地のほぼ中央に、背丈の低いズミの樹が、枝を広げている。高い樹々の梢に寄生することが多い寄生木とは異なり、手で触れられる絶好の観察場所。突起の周囲に僅かに亀裂の入った受け皿の様な花弁が広がっていた。







直ぐ北の図書館の南側に並ぶズミの樹にも、寄生木が多く寄生している。寄生主のズミの樹の昨年の実は柄を残して落ち、新芽が見えていた。数多くの松毬を付けた落葉松も、新芽を吹いていた。空地を西へ抜け、図書館の西へ廻る。巨大なキタコブシが咲き始めた白い花を見せていた。樹の大きさから、植込まれたものではなく、原始林の樹を残したものと思われる。





数日気温が高く良く晴れていたのに、北上して来た低気圧の影響で、雨が降っている。今日の最高気温は9度と、一桁に逆戻り。大荒れの注意報が出ていて、写真は余り撮れないと思われるので、帰り道の写真は明日に廻すことにする。