29, 04. 2016 国道の南へ


前日の快晴から一転,昨日は雲の多い一日となった。洗濯機を仕掛けて,手仕事をする。午後に入って少し雲が開けて陽が漏れて来たので,下地が出来上がった新たな和紙に,礬水入りの絵具を引いた。晴間は僅かな時間で雲が増えて来たので,散歩に出掛けた。前日買物を済ませて戻る折に,3番通りの中央分離帯の樹に,実を付けたヤドリギを見かけた。久々に国道の南を歩いて来ようと,南へ向かった。シナノキの冬芽が膨らみ,先端から緑色の若葉が覗いていた。




跨線橋を渡ると,南へ枝を伸ばした鉄道林の桜が,花を開き始めているのが見えた。国道を渡って,酪農学園大学の敷地に入る。国道と平行して走る道を,西へ向かう。側溝傍に,タカネシオガマが花を開いていた。国道の南まで足を延ばすのには理由がある。ヤドリギは団地でも見られるが,何れも高い樹の枝に寄生している。酪農学園の中央の通りには,手に触れられる高さにヤドリギが下がっている。そのナナカマドの前に出て,足が止まった。無惨に剪定されて,数多く付いていたヤドリギも消えていた。通りの樹々には数多くのヤドリギが見られるが,大半は巨木の梢で近くでは見られない。大学の敷地の南に広がる野幌原始林から鳥達が運んで来たもの。







西へ足を延ばし,道立図書館の裏手へ出る。此処のズミに寄生したヤドリギは比較的低い位置にある。数本のズミを見回って、小さな突起のある実の様な花を見た。3階建ての図書館を越える高さのキタコブシの花が終盤で,芝生には白い花弁が数多く落ちていた。落葉松の芽も芽吹いて来ていた。





図書館の正面へ廻り,酪農学園が取得した国道まで続く敷地へ入る。目当ては群生するキバナノアマナ。写真の枚数が多くなるので,今日は雨で写真も余り撮れないと思われるので,明日に廻す。大型連休の初日なのに,道内は雪の予報。札幌も,夕刻から雪の予報が出ている。