12, 03. 2017 雪が止んで


東北の太平洋岸を襲った3.11から6年が経過した昨日は,朝方の雪は9時前には止んで,真っ青な青空が広がった。玄関前の階段に積った,水分の多い雪を掻く。教室を終えてアトリエの床を磨き,中々仕上がらない作品を水張りした。陽が南西に回って,窓からの陽光が暖かかった。

夕食の素材を,買求めに出かけた。雪が融けているだろうと,ゴム長靴を履いた。ナナカマド公園を南へ抜け,南の住宅街を東へ向かう。白樺の梢が赤く輝いていた。南向きのお宅の塀の前の雪が溶け,水仙とクロッカスの小さな芽が頭を出していた。樹々の冬芽よりも,春を強く感じる。何時も見上げて通るサンシュユの冬芽が膨らみ,明るい日射しもあって黄ばんで見えた。





東の沢のネコヤナギを見上げる。所々外皮が外れて,銀毛の芽が見えていた。此処のネコヤナギは小さいが,芽の数が多い。沢に沿って北へ向い,あかしや公園からまた沢の前の道に戻った。沢から立上がる巨大な樹に,ヒヨドリの姿があった。北の空を、鳶が舞っていた。鳶が北西へ飛び去ると,ヒヨドリは南へ飛んで行った。ヒヨドリでも鳶は恐ろしいと見える。巨木に絡まったイワガラミの装飾花が、白く大きく見えた。東の沢の底の流れも,溶けた雪の間に見えていた。








沢を離れて,住宅街を北西に向かう。彼方此方で,雪割りをする人々が散見された。東のスーパーで野菜を買求め,西のスーパーに入る前に裏手へ廻って見た。気温が上がった所為か,積乱雲の様な雲が連なっていた。



昨夜は月光が明るかったが,今朝も雲なく良く晴れている。今日も暖かい一日になりそう。