05, 03. 2017 厚い西の雲


昨朝の青空は次第に薄雲が広がって、曇空となってしまった。教室を終えて、アトリエの床を磨く。手がけていた作品は長時間仕事をして重く歯切れが悪くなって来たので、すっきりしたパーツと組み合わせようと、新たな和紙を水張りした。西の雲が厚くなり戸外が薄暗くなって来たので、夕食の素材を買求めに出かけた。

強い風が吹いていた。マフラーを鼻先まで引き上げる。ナナカマド公園の遊歩道を、南へ進む。凍った路面に薄らと雪が載って、かなり危険な状態だった。南の住宅街を、東へ向かう。シデコブシの毛が伸びて、中心の芽が緑色を帯びて来ていた。先日見付けたヒバの松毬は、未だ残っていた。1cm足らずの小さな松毬。東の沢手前の公園に着いた頃、雪が舞い始めた。沢の1本手前の道を、北へ向う。2番通りへ出ると、街路樹のナナカマドが、厳しく剪定されていた。かなりの数のヤドリギが寄生していたのに、影も形も無かった。植物園の桐の樹同様、愉しみにしている樹々が御難続き。








西の雲は厚みを増しているのに、北には青空が見えていた。早く花を付ける桜を見上げる。昨年は直ぐ近くのあかしや公園の桜に先を越されたが、今年はどうなるだろうか。モクレンの冬芽も、大分膨らんで来ていた。




新装なった東のスーパーで、野菜を買求める。西のスーパーへ向かう歩道脇のイチイの下の雪が融けていた。トサミズキの冬芽が、赤く色付いていた。西のスーパーで買物を済ませて戻る。雲間から射していた陽は、北西からの大きな雲に、直ぐに呑込まれてしまった。




明けて来た空は、雲なく良く晴れている。明方晴れると、放射冷却で気温がぐんと下がる。風は止んだ様子なので、晴間が続くことを期待する。