03, 03. 2017 消えた桐の樹


時折雲間から薄日は射すものの、昨朝の雲は消えなかった。洗濯機を仕掛け、仕事は諦めて手仕事を続ける。1時過ぎの電車で、札幌へ買物に出かけた。珍しく、山際の札幌の上空が晴れていた。南1条の2店舗を廻り、付属の品を買求める。大通公園へ出ると、厚い雲が空を覆っていた。



北大通の歩道を、西へ向かう。崩した雪像の雪が台形に固められてあるが、高さがかなり減っていた。少し時間に余裕があるので、西へ足を延ばす。植物園の東角に達する道を、北へ向った。民放の玄関前の植込みのアセビが、見事に花芽を下げていた。北2条まで進み、温室の屋根を見上げた。高い温室の屋根から姿を現している筈の桐の樹が無かった。東側に廻って温室の北側を覗いたが、根元から切られたのか、樹の姿は無かった。少し北で、大掛かりに枝を伐採していた。良く花と実を付けて愉しませてくれた桐の樹が、切られてしまった。






酷く気落ちして、2条通りを東へ戻る。南門から入った道庁の構内は、相変わらず観光客の姿が多かった。何か撒かれているのか、雀が雪面に集っていた。駅前で,生花と茶菓を買求めて戻る。今月は、ミモザを買求めた。従姉に届ける雛祭り用の和菓子も買求めた。最寄りの駅に着くと、大きな赤い陽が南西の雲に入る所だった。従姉の家に立寄って、和菓子を手渡す。顔色も佳く元気そうなので、安心した。





今朝は曇空。内庭の雪嵩もぐんと減って来ている。此のまま雪が融けても少しも困らないのだが、例年3月にドカ雪が降るのが恐ろしい。