22, 12. 2016 落ちない枯葉


冬至の昨日は、陽の射さぬ暗い一日だった。10月末の売出の折に、安価なTシャツを買求めてあったので、同色の母が遺した布でスカート部分を裁つ。天然素材を好んでいた母だったが、記憶力が怪しくなり始めた頃に化学繊維の布を買求めて来るようになり、使用されずに残っている。洗濯機で洗う普段着には向いているので、使用することにした。

2時少し前に、夕食の素材を買求めに出掛けた。前日より雪が更に緩んでいた。此の時期になっても、枯葉が残っている樹が結構多い。10月末に雪が降って、何度か真冬日となり、充分紅葉せずに枝に残ってしまった紅葉の類い。紅葉ばかりでなく、ユキヤナギや桜も、葉を残している樹がある。






住宅街を東へ向かう。東の沢にも、彼方此方に雪を沢に落とす為の道が出来ていた。道を辿って,沢を覗き込む。流れが見えていた。葉が落ちた裸木に,イワガラミの花序が残っていた。流れは3番通りで暗渠に入る筈なのだが,北側の部分に水がかなり溜っていた。






東のスーパーで,野菜を買求める。湯船に入れる柚子も,忘れずに買求めた。3番通りを,西へ戻る。車道と歩道の間の雪の壁が,車が上げる飛沫から守ってくれる。視覚的にも,直ぐ傍を車に走られるよりは,安心感があって佳い。西のスーパーで,買物を済ませて戻る。藤の冬芽が、赤く大きくなっていた。南西の空に、陽の位置を示すピンクの雲が見えていた。




今朝の天気予報を見ると,等圧線が混んで風が強くなる予報が出ている。今の所,風も雪もないが,荒れ模様の天候らしい。今日から僅かでも日が長くなると思うと,気分は佳い。