09, 11. 2016 楓の絨毯
昨朝、ブログの更新を終えて間もなく、雨が降り始めた。内庭の敷石に積った雪が、少しずつ融け始める。仕事は出来ず、灯りを点けて手仕事を進める。午後に入って雲が高くなり、雨脚が弱まった。傘をささずに歩けそうなので、散歩に出掛けた。
前日緩んだ圧雪が夜分の低温で凍り、雨で融けていた。滑って危険なので、氷を避けて歩く。前日作成した書状を投函して、東へ向かう。かなりの背丈のあるコマユミの樹が葉を全て落とし、実も僅かになっていた。遊歩道を通りたかったが、小川になっていたので住宅街を歩いた。未だ葉を付けている楓の向こうに、薄らと陽が見えていた。
南の住宅街を、東へ向かう。塀からコムラサキが枝を突き出していた。アトリエの東側に植えてあるコムラサキも、実が未だ綺麗だったので切らずに置いたら、雪に見舞われてしまった。先日見付けたチョウセンアサガオは切り詰められ、実が雪の上に放置されていた。割られた実もあって、実の内部が良く判った。以前は車庫だったと思われるスペースに出来た水溜りも凍っていた。
住宅街を北西に戻る。何度も見上げて通ったノブドウの実も少なくなり、実の鮮やかだった青い色が失せていた。収穫されぬ大根と葱が、雪を冠っていた。大事ないのだろうか。十勝地方では収穫前の大豆に雪が来て、収穫不能になったと報じられていたのを思い出した。
遊歩道は川になっているので、芝生に積った雪の上を歩いてナナカマド公園を西へ通り抜ける。遊歩道の四つ角を曲がって、華やかな楓の絨毯に驚いた。雪が融けて、降り積った葉が現れていた。
昨夜の降雪が敷石に薄らと積っているが、空は雲なく良く晴れている。今日は大荒れの予報が出ていて、防風、波浪、大雪などあらゆる注意報が続出しているが、今の所風もなく穏やかな天候。