08, 11. 2016 穏やかな一日


昨朝空を覆っていた雲は、10時半を過ぎて消えた。仕事もならず手仕事をしていたのだが、手元が明るくなって戸外を見ると、青空に僅かに薄雲が広がる状態になっていた。手仕事を中断し、仕事に取りかかる。薄紙を剥ぐ様に、空の青は強くなっていった。午後もう一仕事進めて、駅前のスーパー迄買物に出掛けた。

家の直ぐ東の、南北に通る幹線道路を南へ向かう。通勤や通学の人々が踏み固めて、足跡の道は幅が広がっていた。道路の状態で、交通量の多寡が判る。幹線道路はアスファルトが出ていたが、余り融けていない交通量の少ない道もある。少し交通量の多い道は圧雪が融けかかって、滑り易くなっていた。1番通りを越えると、歩行者も減ったものと見え、歩道は前日と余り変わらぬ状態となった。





鉄道林前の道の1本北の角のお宅のシオンが、花を付けたまま傾いていた。此処には柿の樹がある。南へ廻ってみると、今年も実は収穫されずに残っていた。鉄道林前の道の角に、ガガイモがあったのを思い出して南へ向かう。殆ど色付かぬガガイモの実が残っていた。実に亀裂も入らず、綿毛は全く見えなかった。





足跡を辿って、西へ向かう。歩道脇のお宅の庭に、ボケが未だ黄色い実を残していた。中央の沢の巨大なハリエンジュの葉が、未だ青く残っているのに驚いた。買物を済ませて、中央の沢を渡る。雪が残っている階段は、下りの方が危ない。沢の空が広がっていた。沢の東の遊歩道を、北へ向う。樹々の間から、池を覗き込んだ。岸辺に近い部分は水面が出ていたが、大半は薄氷が張っていた。遊歩道の両脇の雪が、落葉松の落葉で赤くなっていた。例年赤く積った落葉に雪が降るのだが、雪に降った落葉を見るのは初めてのこと。









沢を離れて、住宅街を北東へ戻る。何度か前を通った遅れて花を付けたウドが、雪の重みに耐えずに倒れていた。夕刻迄雲なく良く晴れていたが、今朝は曇空。今日は雨の予報が出ている。