01, 11. 2016 氷雨降り続く
神無月末日の昨日は、冷たい雨が降り続いた。雨脚は強くはないのだが、降り止まない。冬物のパンツの裾上げをしたり、未だ出ていた薄手のTシャツをしまったりと、半端な作業をして過ごす。今週一杯は日射しが望めそうにないので、手持ちの半端な革を広げて、バッグでも作ろうかと見積りをした。両面テープが不足になりそうなので、散歩がてらに買求めて来ることにした。
薄手の革手袋を嵌めていたが指先が冷たく感じられる様になって来たので、数年前に作った革のミトンを重ね、耳掛も掛けて出掛けた。ナナカマド公園を北に向かう。陽が射さぬこともあって、色を失った樹々の梢が侘しい。細い小径を抜けて、東の住宅街へ出る。カシワバアジサイの葉が、深い色に色付いていた。ヤマボウシが、未だ葉も実も付けていた。殆どのヤマボウシは、葉も実も落ちている。ホウキグサも最終盤で、少し葉の先が捲れて来ていた。北向きの細い敷地に、白菜が残されていた。前日見かけた白菜の半分にも満たない。これでは、漬物用にはなりそうにない。
無花果も、葉が反り返り始めていた。実が色付いたかと思ったが、反り返った葉だった。数多く実が付いているのに、惜しまれる。幹線道路を、北へ向う。住宅の東に見える窪地から聳える落葉松の色付きが進んでいた。
東のスーパーの100円ショップで、両面テープを調達する。以前は3倍近い値のテープを使用していたが、縫い代全てをテープで処理するので、安価なテープは大助かり。3番通りを西へ戻る。アズキナシの葉が落ちて、赤い実が目立つ様になっていた。何処のイヌサフランも朽ちてしまっているのに、これから咲き出す花が地面から覗いていた。少し西のお宅では、未だ葉が青く、赤い実を付けたキタコブシがあった。植物の世界でも、のんびり屋がいるものと思われる。ナニワズを見に立寄った。雪が積るのは遅い方が佳いのだが、蕾を膨らませたナニワズを見ると、早く雪に埋もれさせたい気分になる。
雨は夜半に上がって、敷石が乾いている。雲は高いが、相変わらずの曇空。気温も平年より低い、一桁の気温の日が続く。