05, 09. 2016 エゾノコンギク


高温で高多湿の日が続く。9月に入っての真夏日や夏日は記憶にない。北極の氷が融けて氷の中に含まれているアンモニアが放出されると、温暖化の傾向は一層強まると報じられていた。洗濯機を仕掛けて、花期が終った植物の切り詰め作業をする。一気に根元近くまで切り詰めると早くて手はかからないが、2.3回に分けて切り詰めるので結構な労働となる。

昼食後、日射しは望めそうにないので、遠い位置までの散歩に出掛けた。南へ進み、国道を渡って、酪農学園大学の東の通路を進む。牧草だろうか、既に刈られてしまった地面が広がっていた。国道と平行して走る道を、東へ進む。エゾマツに絡んだツルアジサイの装飾花が、色付き始めていた。東の方には、飼料用の玉蜀黍が実を付けていた。突き当りの坂道を南へ向かう。此の道の突き当りが、野幌原始林の北端になっている。






道路脇のお宅の塀から、暗紫色の大きな実を付けた枝が突き出ていた。実の大きさは1cm弱。どの様な花を付けていたのだろうか。急坂を登り、急カーヴを曲がって、原始林の北の道に入る。道路から下がった草地は、一面紫色になる程、ノコンギクが咲き乱れていた。昨年から草刈りが行われて、ノコンギクが姿を消してしまった。昨年は林の縁に未だ残っていた、今年は草刈りが入念に行われて、道路沿いの斜面に僅かに残りのみとなっていた。秋の愉しみが、一つ減ってしまった。








高速道路の西の道を、北へ戻る。国道傍の茂みに、少し色付き始めたツルウメモドキがあった。国道から1番通りへ入り、西へ戻る。東の沢のオオバボダイジュの葉が黄色くなり、かなり落葉していた。もう殆ど花序が枯れてブラシの様になったフサフジウツギに,咲き残りの小さな花序が花を開いていた。今一時帰国中の甥夫婦の結婚式の折、ロンドンの公園や庭にフサフジウツギが咲き乱れていたのを思い出す。渡りのヒヨドリと思われる一団が、電線に止っていた。ナナカマド公園を西へ通り抜ける。塀の前に植えられたホオズキの実が,、赤く色付いていた。






台風12号が九州に上陸し、玄界灘へ抜けた。山陰地方をかすめて北上する予報が出ている。大きな被害が出ないことを祈るのみ。