20, 07. 2016 雨降り続く


前夜からの雨が昨朝7時過ぎに止んで、予報の様に雨は上がったのかと思われたが、その後何度も降ったり止んだりを終日繰り返した。気温も例年よりは低めで、作物への影響が懸念される。仕事もならず、手仕事をして過ごす。薄暗いのが、気が滅入る。

2時少し前に、散歩に出掛けた。母屋の東側で、ノリウツギが咲き始めていた。雨には似合いの花。ここ数年、道路や公園の除草が過剰とも思われる程徹底して行われ、道端の野草が随分姿を消した。以前は多かったガガイモも、殆ど見当たらなくなった。南の住宅の生垣に絡んでいたのを思い出し、見て来ることにした。

シナノキが並ぶ道を、南へ向かう。早く咲き始めた樹の根元には、もう花弁が散り始めていた。未だ殆ど開花していない樹もある。ヤブカンゾウが花序を上げていた。大きなネムノキの花序が分離して、蕾が見えていた。







記憶に間違いはなく、ヒバの生垣にガガイモが絡まっていた。只、ヒバの生垣は。随分切られて数が減っていた。隙間から見ると、中は草が茂り、ガガイモの花も見えていた。生垣に沿って、鉄道林前の道へ廻る。庭は荒れて、家屋も空家になっていた。新たな住人が住むと、生垣もガガイモも無くなってしまいそうだった。




鉄道林前に道を、西へ向かう。林の前では、除草機の難を逃れたオオウバユリが、花を開いていた。花を付けるまでに3年を要し、花が終るとその株は枯れるので、大切にして欲しい。中央の沢の東の遊歩道を、北へ戻る。ウイキョウの花序が、色付き始めていた。此処のお宅から伸びたヤマブドウの蔓が遊歩道西側の桜に絡み、アーチを作っていた。






遊歩道を離れて、住宅街を北東に戻る。ネズミモチの様子を見ようと角を曲がって驚いた。前回通った折にはあった住宅が消えていた。奥には柿の樹が見えていたが、此の樹も切られてしまうかも知れない。ネズミモチは未だ花を付けていたが、盛りを過ぎていた。甘い香りがする花樹。少し前に黄色い花を見せていたアスパラガスには、もう実が出来ていた。何となく急かされる様な気分になった。




今日は晴間が見られる予報が出ているが、未だ昨夜来の雨が降っている。此の雨で、庭の雑草が勢いを盛り返すかと思われ、気が滅入る。