29, 03. 2016 春楡の花芽


少し気温は下がったが,昨日も良く晴れた一日となった。日中の時間が長くなって来ているのが嬉しい。午後の仕事を終えた2時過ぎに,散歩に出掛けた。今日から弟夫婦が小旅行に出掛けるので,暫くはゆっくり散歩が出来ない。少し南東を大回りしようと,南へ向かった。

フキノトウに花が見えて来た。雪が融けて歩き易くなり,一定時間で廻る距離が長くなって来ている。鉄道林前の道を,東へ向かう。先日見かけたミズバショウが、そろそろ蕾を持つ頃と期待する。窪地は,惨憺たる状況だった。樹の伐採が更に進み,切られた樹が流れに放置されていた。あれ程多く出ていたミズバショウの姿がない。引き抜いてしまったのだろうか。手前に,僅かにザゼンソウの赤い芽が見えていた。生態系に全く配慮せぬ粗雑な仕事振りに,憤りを感じる。





北東の公園の入口が,未だ除雪の雪の壁で塞がれていた。東側の入口へ廻る。ハルニレがある斜面は,雪は完全に融けていた。梢が煙って見える。近付くと,花芽が見えていた。ハルニレは、葉よりも花の芽が先に出る。最上部の写真も,ハルニレの花芽。




北へ戻り,日時計のある公園を斜めに横切る。土筆が出ているかも知れないと,枯葉の中を覗き込む。枯葉を突き破って,土筆が頭を出していた。5月を過ぎて植込まれる陳腐な園芸植物よりも,野草の方が魅力がある。





東の沢に沿って,北へ戻る。一際大きなバッコヤナギの梢が,白く光っていた。新漬けを漬けておこうと,3番通りまで足を延ばす。野菜を買求めて西へ戻る。どちらの空も雲が見えなかったので,西のスーパーの裏手へ廻って見た。僅かに雲を背負っていたが,山並みは良く見えた。原野の雪は,完全に融けていた。




今朝も雲なく良く晴れている。今日の最高気温は11度と,また二桁の予報が出ている。明日からは雨の予報もあり、雪解けは一気に進むものと思われる。