11, 04. 2016 寒の戻り


昨朝は青空が広がっていたが,朝食を済ませた8時頃には浮雲が増えて来た。強い風に乗って,北西から南東へ雲が流れる。陽の通り道を遮って,日は射さない。洗濯機を仕掛け寝室の掃除をして外を窺うが、西の雲は勢いを増していた。仕方なく,手仕事に取り組む。正午を過ぎて雲が切れ始め,漸く一仕事進めることが出来た。

2時過ぎに,散歩に出掛ける。10度を切った予報が出ていたので,厚めのカーディガンを重ねた。先ず西のスーパー内のクリーニング店に,ウールのスカーフやマフラーを運ぶ。客寄せなのか、日曜日には料金が半額となる。ミズバショウを見て来ようと,ナナカマド公園を南へ進む。遊歩道脇のお宅の庭からはみ出たクロッカスと一緒に,エゾエンゴサクが花を開いていた。南の住宅街の、オオヤマレンゲを見上げる。つんと尖った芽が,天を向いていた。




鉄道林前の道を,東へ進む。ミズバショウが開き始めていた。ザゼンソウはかなり大きくなっていた。ザゼンソウが出る窪地の中央に,伐採した樹の幹や枝を放置してあるのが忌々しい。既存の植物を傷め,何といい加減な仕事をする人達か。地形から人が足を踏み入れることが難しく,荒らされることはなかろうと思っていたのに,今春は此の窪地が御難となった。






少し東のお宅の庭木に,久々にシジュウカラヤマゲラの姿を見付けた。北東へ向かい,ハルニレのある公園へ入る。ハルニレの梢が黄色味を帯びていたので,蕾が開いたかと思ったが,未だ花芽は殻を被ったままだった。





北へ進み,日時計のある公園を通り抜ける。土筆が背丈を少し伸ばしていた。夕刻近くなって西の高い雲が消えて,空が赤く焼けていた。



今朝も良く晴れているが,庭の隅に薄らと雪が広がっている。今日の最高気温は、5度の予報。植物の動きが活発になって来ているのに,寒の戻りは有難くない。