28, 03. 2016 穏やかな週末


長く居座った冬将軍が去って、昨日は久々に気温が二桁に上がった。時折浮雲が増えたが,終日晴間が続く穏やかな週末となった。洗濯機を仕掛けて,仕事に入る。日射しが強さを増して来て,もう少し暖かくなったら硝子拭きをした方が良いかと思う。午後もう一仕事終えた2時過ぎに,散歩に出掛けた。

前日より風が弱く,日向は暖かい。用心して冬靴を履いて出たが,路面の雪は完全に融けていた。路面を気にせず,軽い靴で歩ける季節が戻って来た。南西を廻ろうと,南へ向かう。恐らく空家と思われる家の壁際に,かなりの数のフキノトウが出ていた。東町公園の横を通る。根開けから広がった芝生の面積が増えて来ていた。雪達磨でも作ろうとしたのか,雪の大きな玉が幾つか転がっていた。子供達が野球の練習を始めていた。外野に残った雪を,父兄が片付けているのが微笑ましかった。




南の緑地帯も乾いて,歩き易くなっていた。小鳥を探すが見当たらない。もう原始林に帰ってしまったらしい。鉄道林前の道を西へ向かう。もう3年以上も空家になっているお宅の庭に,フクジュソウが咲いていた。綺麗に手入れされた庭だったのに,大分荒れて来ているのが哀しい。中央の沢の東の遊歩道を,北へ戻る。北の沢の遊歩道脇のトサミズキの芽が膨らんで,茶色の外皮から黄緑色の芽が見えていた。木蔦もすっかり姿を現し,新芽が飛び出ている。樹間から見える池の水面が見えていた。ウンリュウヤナギの梢が,量塊を増していた。







沢を離れ,住宅街を東へ戻る。マンサクを見に立寄った。未だ満開の花を付けていた。足元のフッキソウは,未だ開いていなかった。塀と道路の間に植えられたクリスマスローズに,蕾が見えていた。




今朝は薄雲が広がっている。昨日よりは気温が下がって,最高気温は9度の予報。動きを見せ始めた植物との出会いが,愉しみになって来た。