06, 05. 2913 ハルニレの花


低温の雨の日が続く。戸外へ出られぬ猫達も機嫌が悪い。洗濯機を仕掛けて作業に入る。小さな亀裂は、何とか治まった。風体の割合には圧倒的に軽いとは言え、3mを超す長さのスパイラルなので、移動させる折に重なる部分に大きな力が掛かる。接地面と重ねの部分の補強に入った。

午後に入り雨は止んで、幾分空が明るくなって来た。午後も雨の予報が出ていたので、傘をささずに歩ける内にと、2時前に散歩に出かける。風が治まって、前日よりは暖かく感じられた。そろそろハルニレの花が開くのではと、南東へ向う。福寿草、雪割草に混じって、エゾエンゴサクが青く広がって咲いているお宅があった。夏前には地上部分は失せるので、未だ4株ながらこの様に青く広がってくれることを望んでいる。



鉄道林前の窪地は大分雪が解け,水芭蕉が見頃になっていた。手前の雪が解けた所にも、ザゼンソウが出ていた。水芭蕉は此の後、驚く程葉を大きく繁らせる。





北東へ向い、ハルニレのある公園に入る。水芭蕉の咲く窪地と、東の沢の中間に位置する公園は、元々は沢だったに相違ない。低い底の部分に接地された遊具で、子供達が遊んでいた。東側の斜面に廻り、ハルニレを見上げる。花が開き始めていた。遠方からは褐色に見えるが、赤い小さな花。雄蕊が見えるのが開花した状態。巨木の割合には、小さな慎ましやかな花。遊歩道を廻って、公園を東へ抜ける。公園に面したお宅では、庭が綺麗に整備されていた。昨年は野菜が多かったと記憶している。






背丈が高くなった土筆を見ながら、日時計のある公園を通り抜ける。東の沢の西の道を北へ向う。柳の梢が量塊を増して来ていた。黄色い梢の猫柳は雄花が小さく、梢が緑色に見えるバッコヤナギの雄花は、随分長く伸びていた。雲間から時折薄日が射していたが、天候は快方には向かわなかった。




夕刻から降り始めた雨が、今朝も降り続いている。今日は風も出て、戸外は寒そう。とうとう、連休は晴れ間がなく終りそうな気配。


ザゼンソウ  Symplocarpus foetidus var. latissima サトイモ
ハルニレ   Ulmus davidiana var. japonica ニレ科
ミズバショウ Lysichiton camtschatcense サトイモ