25, 03. 2914 動き出す春


朝から良く晴れた昨日は,気温も上昇した。アトリエのストーヴのヴォリュームを何度も下げる。内庭の雪嵩も随分減って来た。家と雪の間に隙間が出来て,雪が後退して行く。梅の樹の下のシャクナゲの根元には大きな窪みが出来て,鳥達が食べ散らかした林檎の破片が現れて来た。ヒヨドリムクドリは,相変わらずやって来ている。

2時半過ぎに,散歩に出かけた。車道のアスファルトは乾き,舗道もアスファルトが出始めた。アスファルトに大きな亀裂が入り,土が盛り上がっていた。ナナカマド公園を南へ抜ける。遊歩道の雪も大分融けて,所々に水溜りが出来ていた。遊歩道脇の雪の壁も嵩が減り,逆光で見ると雪が多孔質になっているのが良く判る。南の住宅街を折れ曲がりながら,南東へ向う。角の陽当たりの良いお宅の生垣のイチイの根元に,蕗の薹が出ているのを見付けた。路肩の雪は黒ずんで汚れているが、一際雪が黒いお宅があった。融雪剤が撒かれていた。





鉄道林前の道を東へ向う。梢の冬芽が嵩を増し,空を覆う様になって来た。晴れると,冬芽の色の相違が良く判る。巣箱を設えてあるお宅のナナカマドに,数羽のヤマガラの姿があった。巣箱と樹を忙しなく行き来していた。






北へ向い,ハルニレのある公園へ立寄る。ハルニレも梢が煙っていたが,未だ雪が深くて近付けなかった。ハルニレも葉の芽より先に,花芽が出て来る。軟弱な公園の遊歩道を避けて,住宅街を北西に戻る。アセビの蕾が白さを増していた。陽当たりのよいお宅の庭には,水仙がもう出ていた。




今日も気温が高くなる予報が出ているが,曇空で日射しは望めそうにない。半分施した上がけの塗料を塗る作業を進めることにしようか。