18, 02. 2017 広がる水面


昨朝の雲はねっとりと厚く続き、雲間もなく薄日すらも差さなかった。この様な天候は苦手で、頭に重石をを載せられた様で気分が悪い。TVのニュースは、北鮮の長兄殺害事件で持ち切りで、気が滅入る。在京の友人に書状を作成し、先日買求めたブルーグレイの革で、バッグを作る段取りを始めた。

陽が射さぬだけでも憂鬱なのに、正午前から雪が降り始めた。1時過ぎに、書状を投函しに出かけた。風が強かった。封書を投函して、西へ向かう。雪で姿が見えなくなる前は数多く付いていたベニシタンの実が、僅かになっていた。中央の沢の東の遊歩道を、北へ戻る。少し回り道して、池を覗いた。岸辺に近い位置の水面が出ていた。




2番通りを渡り、北の沢の遊歩道に入る。沢の斜面に、根開けが出来ていた。柏の巨木に絡まったツルアジサイに、生きの良い冬芽が出ていた。陽が射すと緑色に見える筈のウンリュウヤナギの梢が、量感を増して来ていた。





沢を離れて、住宅街を東へ戻る。すっぽり雪を冠っていた木蔦の垣根が、僅かに現れていた。昨秋、此処の木蔦に花の跡の花序を見付けた。今年は、忘れずに花を見たい。大分花芽が膨らんだ大きなアセビがあった。膨らんだ花芽に、容赦なく雪が降りかかっていた。色が沈んだマンサクの冬芽を見上げて戻った。






日暮れまで雪が散らついていたのに、今朝は雲なく晴れて南の空に半分程に欠けた白い月が見えている。暫く続いた暖かい日は昨日でお終い。今日から真冬日に逆戻り。