22, 04. 2017 南西を廻る


昨朝の晴間は、夕刻まで続いた。一仕事済ませて塵を集荷場まで運び、暖かかったので窓ガラスを拭いた。最高気温11度とそれ程高くはないが、強かった風が治まって体感気温を押し上げていた。内側は何度が拭いてあったが、外側は半年ぶり。1間半に2枚の引き戸が二重に入れてあるので、大仕事だった。

午後もう一仕事進めて、絵具の容器や刷毛を洗い今週の仕事を終えた。2時過ぎに散歩に出かけた。歩き出す前に、庭を一巡する。アトリエの窓下の植込みで、キクザキイチゲが咲いていた。東側の陽当たりの良くない位置で、小さいながら花を付けたエンレイソウを見付けた。植えたものではなく、種子が落ちて自然発芽したもの。発芽からおよそ10年が経過している。




南北に通る幹線道路を、南へ向かう。街路樹のシナノキに、アカゲラの姿を見付けた。もう少し佳いアングルで撮りたかったのに、南へ飛び去ってしまった。鉄道林前の道を、西へ向かう。庭のエゾエンゴサクが盛りになって来たので、鉄道林前の低い土手も咲いているかと思ったが、福寿草と蕗の薹だけだった。オオウバユリの芽が、かなり多く出ていた。





中央の沢の東の遊歩道に入る。入り口から、すっかり雪が融けたオオバナノエンレイソウが咲く沢を覗く。この花が咲くのは、未だ先のこと。遊歩道を、北へ戻る。数年前に作られた、池寄りの遊歩道に入る。池は間近に見えるが、水嵩が増えて濁っていた。落葉松林を真下から見上げると、かなり迫力がある。クマザサが勢いを増し、期待したフッキソウは見当たらなかった。遊歩道は右に弧を描き、従来の遊歩道と交わる。





2番通りを渡り、北の沢を見下ろす。緑が増えて来ていた。可哀相な程切り詰められた遊歩道脇のトサミズキが、開き始めていた。ウンリュウヤナギの梢が、緑色を強くしていた。近くで垂れ下がった枝を見ると、漸く芽吹き始めたところ。最上部の写真も、ウンリュウヤナギ。沢を離れて、住宅街を東へ戻る。僅かに花を開き始めたユキヤナギを見付けた。少し回り道をして、マンサクを見上げる。随分長い間、一足早い春を楽しませて貰った。






あれ程良く晴れていたのに、今朝は昨夜来の雨が降り続いている。道路の汚れは、この雨で少し流れさるかも知れない。