12, 03. 2016 マンサク開く


昨日も変化の多い天候となった。午前中は良く晴れていて,仕事を進められた。正午過ぎから西の雲が高くなって,時折陽を遮る様になる。それでも状態の佳いおりを見計らい,もう一仕事進められた。やがてちらちら雪が舞い始める。酷くならぬ内にと,散歩に出掛けた。

東と北の空は晴れていたが,北西から南東にかけて,雲の壁が高かった。シラカバ公園を西へ抜ける。遊歩道が小川になって,頗る歩き難い。舞っていた雪が止んで,陽が雲を通り抜けて明るくなる。かなり遠方から,マンサクが黄色く見えていた。茶色い殻が落ちて,花弁が姿を現していた。管の花弁を伸ばしている花もあった。後1週程で,見頃になるかと思われた。昨年の日記を見ると,マンサクの記事は3月7日に載せてあった。2月は暖かかったが,3月に入っての低温が影響していると思われる。手前のイチイの生垣の根元に,蕾を付けたフッキソウが雪から覗いていた。







西へ向かい,北の沢の遊歩道に入る。小砂利が敷かれた遊歩道は水捌けが良く,水溜りは出来ていない。ウンリュウヤナギの梢が,量塊を増していた。小さな冬芽が出ているに相違ない。南へ進み,トサミズキを見上げる。冬芽が随分膨らんで来ていた。中央の沢の池を見下ろす。岸辺に僅かに,氷が融けかけた面が現れていた。逆光なのに,落葉松林が赤く見える。冬芽が伸びて来ているに相違ない。







東日本大震災から5年が経過して,数日特番が組まれていた。10日の夜分にNHKで放送された番組では,最も災禍の大きな福島原発に関する事象が報じられていた。国民には知らされていなかった事実が多い。中でも2008年に出された津波のシュミレーションで,原発のある地点では15mを超える数値が出されている。想定外などと責任逃れをしているが、何ら対策を取らなかった罪は免れない。昨夜少し降った雪が積っているが,今朝は雲なく良く晴れている。