23, 12. 2015 快晴の冬至


冬至の昨日は朝方の雲が切れて、10時前には全く雲なく晴れた。日中の時間が最も短くなる日は、曇空の薄暗い日が頭に刷り込まれているので、真っ青に広がる青空はしっくり来ない。午前中に一度、午後に入ってもう一仕事して、地塗りの作業を終えた。2時少し前に、散歩に出掛けた。

空は晴れて明るいが、気温は下がって路面は凍結していた。踵に重心を置かぬ様にして歩く。踵を滑らせると、転倒して背や頭を打つ恐れがある。数多くの暗紫色の実を付けているナツツバキに、白い冬芽が出ていた。佳い色を見せていたコマユミは色褪せて、哀れな姿になっていた。ハナズオウの大きな莢は落ちずに残っている。ネムノキも同様なのだが、マメ科の植物の実は、花が想像出来ぬ程大きい。







東町公園へ続く緑地帯を、北へ戻る。キタコブシの冬芽が白くなって来た。モクレンより小振りな冬芽は、最初は灰色の毛に包まれているが、次第に毛が白く変わって来る。最上段の写真も、キタコブシの冬芽。楓の白く光る冬芽を見上げ、花からは想像出来ぬ程大きくなったネムノキの莢を見上げていると、隣の樹で何かが動いた。コガラの様だった。二度目のシャッターを押すと同時に、飛び去ってしまった。家ゲ戻って、冬期間使用せぬアトリエの入口に入れてあるレモンに、白い蕾を見付けた。






昨夜は丸みを増した月が明るかったが、今朝も雲なく良く晴れている。寒さや雪はこれからが本番なのだが、今日から僅かずつ日中の時間が長くなると想うと、冬を乗り切る力が湧いて来る。