31, 03. 2017 最後の置土産


桜の開花のニュースが報じられているのに、昨日は雪の予報が出ていて薄暗い一日だった。仕事もならず、洗濯機を仕掛けて手仕事を進める。午後に入って、小雨が降り始めた。余り酷くならぬ内にと、散歩に出かけた。

南西を廻ろうと、南へ向かう。公団アパートの生垣のレンギョウは、離れた位置から見ると随分黄色味を帯びて来たが、未だ芽の先が僅かに黄色いのみ。道路脇に黄色い芽を見せていた水仙が、緑の葉に代わって来ていた。冬期間、重い雪を載せて頭を下げていたタカネナナカマドが、漸く頚城を逃れていた。





南の住宅街のハナズオウの冬芽が目立って来た。先月まで実を残していた柿にも、芽が出て来ている。東町公園へ続く緑地帯に入る。昨年建てられた平屋は、冬期間屋根に雪を載せたままになっていた。未だ半分程残っている。屋根に嵌まった天窓も、雪で塞がっていた。晴れていれば白く輝くキタコブシが、陰鬱な色を見せていた。最上部の写真がキタコブシ





運び込まれた雪が高くなっていた広場では、雪が砕かれていた。東町公園の小山の南側の雪が融けて、草地が現れていた。シラカバ公園へ続く遊歩道を歩く。小振の欅の樹皮が、剥がれて落ちていた。気温が下がったのか、雨は雪に変わって来た。シラカバ公園傍のお宅のハナズオウの芽が、大分膨らんで来ていた。






雪は、日暮れまで降り続いていた。今朝は晴れているが、夜分に降り積った雪は10cmを越えている。冬将軍の最後の置土産だろうか。