07, 11. 2015 小春去って


初雪は早かったが、10月下旬から11月上旬に掛けて、暖かな日が続いていた。11月上旬の15度超えの日々は、記憶にない。昨日は気温が一気に7度も下がり、小春の日々は終ってしまった。午前中は陽も射さず、薄暗い。佳い色に色付いていた紫陽花をモデルにする為に残してあったが、花を切り取って枝を切り詰めた。オオウバユリもモデルにしようと、切り取った。日射しは望めそうにないので、アトリエを片付けた。

前日札幌でフォックスフェイスを買求めて来たが、オオウバユリの殻の他に黒いイナキビの実も合わせようと、買物の折に見かけた生花店へ買いに出かけた。ナナカマド公園を南へ抜ける。前日資料館の庭で見たナナカマドは葉も実も残っていたが、当地のナナカマドは裸木になっている。南の住宅街で、以前見かけた柿が色付いていた。赤い実を楽しんでいたサンシュユは葉が枯れ始め、最終盤を迎えていた。東の空は晴れているが、西は雲が高く日が捉えられてしまう。





東の沢に沿って、北へ向う。落葉松も最終盤。葉が茶色くなり少なくなって来た。樹々の葉が落ちて、今まで見えなかったイワガラミが姿を見せていた。





3番通りを越えて、北のお住宅街を歩く。葉も実も真っ赤に染まったベニシタンが塀の前にあった。シダレヤナギの落葉が、格段に増えていた。生花店でイナキビを買求め、3番通りを西へ戻る。葉を落としたアズキナシの実が目立って来ていた。小さな実なのだが、ヒヨドリはエゾノコリンゴには目もくれず、アズキナシの実を食する。前を通る度に見上げる柿の実も、佳い色になって来ていた。桃色だったユキヤナギの葉が、先端が赤味を帯びて来ていた。






夕刻には雲が厚みを増していたが、今朝も曇空。今日の最高気温はまた下がって6度の予報で、夜分には雪が降るとのこと。最後の贈物の様な、小春は去ってしまった。