08, 11. 2015 快晴なれど風冷たく


平年並の気温なのだけれど、暫く暖かな日が続いていたので、10度を下廻る気温は酷く寒く感じる。祥月命日ではないのだが、檀家が増えて多忙な僧侶の御都合で、母の十三回忌が昨日に設定されてしまった。法要の間に教室の席を外し、読経が済んでアトリエに戻る。枯れ色のモデルは、良い絵になりそうな気配だった。

教室を終えて、お参りに来て下さった従姉夫婦と義妹の兄と共に、昼食の膳を囲む。来客を送り出したら、2時を大分過ぎていた。仕出屋の料理は量が多くて食べ切れず、夕食に廻すことにした。浅漬けは漬けたあるし、吸い物の材料でも探して来ようと、出掛けた。数年前に縫った厚手の革ジャンパーを着て出掛けたのに、風が冷たく感じられた。少し南を遠回りする。ホウキグサが色付いて来ていた。南のネムノキは実が弾けたものが見られた。小振りながら、柿は充分食用になりそうに色付いている。昨年は収穫されずに、放置されてしまった。もう一軒の日陰の柿は、雪の前には完熟出来そうにない。





住宅街を気侭に曲がりながら、北東へ向かう。庭木が茫々と伸びているお宅に、特大のエゾノコリンゴがあった。最上段の写真が、そのエゾノコリンゴ。歩道に実がかなり落ちていた。東向きで陽が当たらぬのか、ルリタマアザミが咲いていた。庭のルリタマアザミは、9月には切り詰めてある。門柱に刈り込まれた植物が、赤い実を付けていた。近寄って見るとベニシタンだった。犬に吠えられた。2頭の大きな犬で、中々のご面相。北の窪地から聳える落葉松が、黄金色輝いていた。スーパーへ入る前に、裏手へ廻ってみる。少し霞んでいたが、手稲山が見えていた。茸と三つ葉を買求めて戻る。久々に前を通ったら、椿の蕾がまた膨らんでいた。








朝から数度目の雨が、敷石を濡らしている。天気予報に、雪達磨が再登場している。長く厳しい季節が始まった。