21, 11. 2013 天気予報


高い確率の雨の予報が出ていた昨日は、時折西から大きな雲が流れて来るものの、日暮まで青空が広がる天候となった。只でさえ日暮が早まっている此の時期、薄暗いよりは陽光が射す方が佳い。大小二つのメビウスの輪に、陶土入りの礬水を施す作業を続ける。一度施しても1mmに満たない厚みしか出来ないのだから徒労に近い行為だが、躯体は着実に堅牢になって来ている。

2時少し過ぎに、買い物がてらの散歩に出かけた。傾き始めた陽に押される様に、東へ向う。ナナカマド公園を東に抜ける。春早く庭に出された木製のガーデンセットが、未だ出されたままになっていた。植物は冬囲いが済んでいた。此のまま雪に埋もれさせるのかと、要らぬ心配をする。住宅街を東へ向う。門柱に飾られていたシーサーは既に取り込まれ、門柱傍のベニシタンの葉が色付いて来ていた。樹々の葉が落ちて、東の沢の向こうのマンションが、下の方まで姿が見える様になって来ていた。曇ると陰鬱に見える沢も、晴れると柔らかな表情を見せる。





三番通りを越えて、高速道路の西の道を北へ進む。名称不明の樹の枝先には、冬芽が見えていた。此の樹は春早く芽が色付いて、春を待つ心情に火をつける。最上部の写真が、名称不明の樹木。花も付かぬので、何円も名称不明のまま。小公園のシダレヤナギが、未だ葉を付けていた。道の東のバッコヤナギは葉を落とし、茶色の殻に包まれた雄花が見えていた。葉が落ちた白樺の梢近くまで、ヤマブドウが絡まって実を下げていた。アカエゾマツが、数多くの松毬を付けていた。






住宅街を折れ曲がりながら、三番通りへ戻る。中央分離帯の樹々は全て葉を落とし、アズキナシの赤い実が火が灯った様に見える。スーパーへ入る前に、裏手の原野を見渡す。上空は晴れているのに、北西は黒雲に覆われ、札幌市外も山並みも見えなかった。北の厚田辺りだろうか、雲が切れて空が明るく見えていた。




早朝は昨夜来の雨が降っていたが、先刻から雲が切れて青空が広がって来た。良く外れる予報ながら、良い方に外れると、得をした気分になるのが可笑しい。