10, 10. 2017 最後の輝き


昨日午前中は曇空だったが,昼食時に空が明るくなって来た。薄紙を剥ぐ様に,少しずつ青空が透けて見えて来た。今日から週半ばまで雨の予報が出ているので,直ぐに仕事に取りかかった。一仕事済ませて,散歩に出かけた。北東を廻って,帰りがけに浅漬けの野菜を買求めて来ることにした。雨で傘をさして,重い荷物を持つのは気が重い。

何処よりも大きな実を付けていたマルメロが落ちていた。佳い香りがするのに、勿体ない。以前は団地内の青果店で買求めていたが,入手出来なくなって10年近くになる。すっかり色付いたナナカマド公園を,東へ抜ける。ナツハゼが,最後の輝きを見せていた。住宅街を,北東に向かう。以前は良く手入れされていた庭が,雑草だらけになっているのを見ると、我家の先の姿かと気が滅入る。






高速道路の西の道を,北へ向う。艶やかな緑を見せていたハシドイの実は、茶色く枯れていた。長く花を見せていたエゾノコンギクは、最終段階。先日見付けた二番咲きのアポイマンテマは弱々しく,佳い種子を付けそうになかった。もう葉も黄色くなっているのに,ガガイモの実は弾けていなかった。






東のスーパーに連なる道を,南へ戻る。道の両側の広大な農地は,来年はどの様に使用されるのだろうか。西側の耕された農地の端に,二度咲きの背丈の低い月見草が咲いていた。




野菜を買求めて戻る。中央分離帯のアズキナシの葉も,色付き始めていた。ツルウメモドキは、葉も実の殻もすっかり黄色くなっていた。黄色の殻が割れて,朱赤の実が少し覗いていた。ナナカマド公園へ,東から入る。公園傍のお宅のアサガオが,大きな花を見せていた。秋の終盤の朝顔は,何とも季節外れの感がしてならない。





今朝は曇空。夜分に雨が降ったらしく、敷石が濡れている。昨日より気温が6度も下がって,16度の最高気温の予報が出ている。